DioDocs for Excel
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図形の調整
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DioDocs for Excelでは、図形のサイズを変更すると共に、図形のジオメトリと外観を変更することができます。これは、オートシェイプやコネクタなどの図形の調整値を設定することで実現できます。これにより、効率的なフローチャート、ダッシュボード、およびレポートを作成することが可能です。

DioDocs for Excelでは、IShapeインタフェースのAdjustmentsプロパティを使用して、指定されたオートシェイプまたはコネクタの調整値のコレクションを取得できます。

以下のテーブルに、さまざまな調整の種類とその有効な値の範囲について説明します。 

調整の種類 有効値
線形(水平または垂直)

0.0 の調整値は図形の左端または上端を表します。

1.0 の調整値は図形の右端または下端を表します。

コネクタや吹き出しなどの図形の場合、 0.0 および 1.0 の調整値はコネクタまたは引き出し線の始点と終点で定義される長方形を表します。

0.0 未満の値や、1.0 より大きい値も有効です。

調整の有効値は、調整ハンドルをドラッグして図形に実行できる有効な調整に対応しています。 

たとえば、調整ハンドルを図形の中間までしか移動できない場合、対応する調整の最大値は 0.5 となります。

放射状 1.0 の調整値は、図形の幅を表します。最大値は 0.5 で、図形の中間を表します。
角度 値は度で表されます。 -180 ~ 180 の範囲外の値を指定すると、その値が範囲内に収まるように正規化されます。

ほとんどの場合、有効値の範囲外の値を指定すると、その値が最も近い有効な値に正規化されます。

コードの使用

 図形の寸法を調整する方法については、次のサンプルコードを参照してください。

C#
コードのコピー
public void AdjustmentPointForShape()
{

    // ワークブックを初期化します
    Workbook workbook = new Workbook();
    // 既定のワークシートを取得します 
    IWorksheet worksheet = workbook.Worksheets[0];
    // 右矢印付き吹き出し図形を追加します
    IShape shape = worksheet.Shapes.AddShape(AutoShapeType.RightArrowCallout, 20, 20, 200, 100);

    IAdjustments adjustments = shape.Adjustments;

    // 図形の調整ハンドルの数を取得します
    int c = adjustments.Count;
    Console.WriteLine("調整値の数: " + c.ToString());

    // 図形の調整値を設定します
    adjustments[0] = 0.5;// 矢印の軸の幅
    adjustments[1] = 0.4;// 矢印の頭の軸
    adjustments[2] = 0.5;// 矢印の頭の高さ
    adjustments[3] = 0.6;// テキストボックスの幅

    // ワークブックをXLSXファイルに保存します
    workbook.Save(@"AdjustmentPointForShape.xlsx", SaveFileFormat.Xlsx);

}