DioDocs for Excel
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SpreadJSのスパークライン
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SpreadJSは、MS Excelがサポートする標準的なスパークラインに加え、カスケードスパークラインをサポートしています。DioDocs for Excel は、カスケードスパークラインを含む SpreadJS ファイルの JSON I/O、HTML、画像、PDF形式へのエクスポートに対応しています。このトピックでは、SpreadJS 独自のスパークラインについてと、DioDocs for Excel でそれを作成する方法について説明します。

カスケードスパークライン

カスケードスパークラインは、一般的に年間を通じた売上高、総利益、純税などの値を分析するために使用されます。これは、金融、販売、法務、建設などの機関で広く使用されています。例えば、カスケードスパークラインを使用して、「セールスマンの費用と支払い」を比較できます。

DioDocs for Excel では、CASCADESPARKLINE 関数を使用して、カスケードスパークラインを作成できます。

構文

=CASCADESPARKLINE(pointsRange, pointIndex, labelsRange, minimum, maximum, colorPositive, colorNegative, vertical, itemTypeRange, colorTotal)

パラメータ

名前 説明
pointsRange(必須) すべての値を保持するセル範囲を表す参照。「B2:B8」など。
pointIndex(必須) データ点のインデックスを表す数値または参照。pointIndexは1以上の値である必要があります。「1」、「D2」など。
LabelsRange(オプション) すべてのラベルを保持するセル範囲を表す参照。「A2:A8」など。デフォルトは「ラベルなし」です。
minimum(オプション) 表示領域の最小値を表す数値または参照。デフォルト値は集計値(各データ点の値の集計)内の最小値となります。「-2000」など。最小値を設定する場合は、デフォルトの最小値より小さい値とする必要があります。そうでない場合は、デフォルトの最小値が使用されます。
maximum(オプション) 表示領域の最大値を表す数値または参照。デフォルト値は集計値(各データ点の値の集計)内の最大値となります。「6000」など。最大値を設定する場合は、デフォルトの最大値より大きい値とする必要があります。そうでない場合は、デフォルトの最大値が使用されます。
colorPositive(オプション) 最初または最後の正のスパークラインボックス(正の値であるデータ点を表すボックス)の色を表す文字列。デフォルト値は「#8CBF64」です。最初または最後のボックスが正の値を表す場合は、このボックスの色がcolorPositiveの色となります。その中間に位置する正のボックスは、colorPositiveよりやや薄い色で表示されます。
colorNegative(オプション) 最初または最後の負のスパークラインボックス(負の値であるデータ点を表すボックス)の色を表す文字列。デフォルト値は「#D6604D」です。最初または最後のボックスが負の値を表す場合は、このボックスの色がcolorNegativeの色となります。その中間に位置する負のボックスは、colorNegativeよりやや薄い色で表示されます。
vertical(オプション) ボックスの向きを垂直方向にするか水平方向にするかを表すブール値。デフォルト値はfalseです。1つのスパークラインは、1グループの数式によって構成されます。したがって、グループ内のすべての数式に対し、verticalの値をtrueまたはfalseに統一する必要があります。
itemTypeRange(オプション) データ範囲のすべてのアイテムタイプを表す配列または参照。値は{"-", "+", "="}、または{"+", "-", "="}の値を参照する"A1:A7"である必要があります。「+」は正の変化、「-」は負の変化、「=」は列の合計を示します。
colorTotal (オプション) itemTypeRangeが存在しない場合は最後のスパークラインボックスの色を表す文字列、またはitemTypeRangeが存在する場合は結果のスパークラインボックスの色を表す文字列。

次のサンプルコードは、関数を使用してカスケードスパークラインを追加する方法を示しています。

C#
コードのコピー
//カスケードスパークラインを追加します

for (int i = 1; i < 8; i++) 
{ 
    worksheet.Range[i, 2].Formula = "=CASCADESPARKLINE(B2:B8, ROW() - 1, A2:A8, , , \"#8CBF64\", \"#D6604D\", FALSE)"; 
} 
メモ: MS Excel は CASCADESPARKLINE 関数をサポートしていないため、Excel ファイルにエクスポートすると、数式は "#NAME?" になります。しかし、そのファイルを DioDocs for Excel にインポートすると、数式は正しく表示されます。
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