注釈は、ページ内の特定の位置をマークまたは強調表示するビジュアル要素です。注釈には、テキスト、画像、図形、添付ファイルなどを使用でき、特定の情報を表示、強調表示、参照できます。注釈を使用する目的は、情報またはメモをページ内の項目または位置に関連付けることです。複数の注釈を開いた状態または閉じた状態で表示できます。閉じた状態では、注釈は、注釈タイプに応じて、メモ、アイコン、または四角形としてページ内に表示されます。注釈をクリックして開くと、テキストを含むポップアップウィンドウなど、関連付けられたオブジェクトが表示されます。注釈および注釈タイプの詳細については、PDF 仕様 1.7(12.5 項)を参照してください。
DioDocs for PDF では、標準化されたさまざまな注釈が提供され、注釈の種類トピックに説明されています。
すべての注釈は、DioDocs for PDF ライブラリに専用のクラスとプロパティが用意されているため、さまざまな注釈を簡単に実装できます。また、AnnotationFlags 列挙の値を受け取る Flags プロパティを使用して、表示/非表示、印刷など注釈のさまざまな特性を指定することもできます。
DioDocs for PDF では、PDF ドキュメント内のページに注釈を追加できます。この注釈は、それが配置された Page オブジェクト内に格納されます。
ページに注釈を追加するには
C# |
コードのコピー
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var textAnnot = new TextAnnotation() { Contents = "赤色の注釈です。", Name = "テキスト注釈", Rect = new RectangleF(72, 72, 72 * 2, 72), Color = Color.Red, }; //テキスト注釈を追加します page.Annotations.Add(textAnnot); |
ページから注釈を取得するには
C# |
コードのコピー
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//注釈を取得するします AnnotationCollection acol = doc.Pages[0].Annotations; // プロパティ値を表示します Console.WriteLine("注釈タイプ: {0}", acol[0].Name); |
注釈を変更するには、ページで使用した注釈タイプのプロパティを設定します。たとえば、TextAnnotation クラスの Contents プロパティと Color プロパティを設定すると、注釈の既存のコンテンツと色が変更されます。
C# |
コードのコピー
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//注釈を変更します textAnnot.Color = Color.BlueViolet; textAnnot.Contents = "テキスト注釈"; |
ページからすべての注釈を削除するには、Clear メソッドを使用します。一方、RemoveAt メソッドを使用すると、インデックス値を指定することで、特定の注釈を削除できます。
C# |
コードのコピー
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//すべての注釈を削除します page.Annotations.Clear(); //特定の注釈を削除します page.Annotations.RemoveAt(0); |
DioDocs for PDF を使用した注釈の実装方法の詳細については、DioDocs for PDF サンプルブラウザを参照してください。