アウトラインは、ドキュメントの構造を整理してユーザーに表示するために使用される項目の階層リストです。アウトラインは、ユーザーがドキュメント内の特定のトピックや場所に対話式に移動できるようにします。アウトラインの詳細については、PDF 仕様 1.7(12.3.3 項)を参照してください。
DioDocs for PDF では、OutlineNode クラスを使用して、PDF ドキュメント内でアウトラインノードを定義できます。アウトラインノードには子ノードを追加することもでき、OutlineNode クラスの Expanded プロパティを使用して、展開したリストに子ノードを表示するか、コンパクトなリストを表示するかを選択できます。また、このクラスには、ドキュメントのアウトラインを操作するためのメソッドとプロパティも用意されています。

PDF ドキュメントにアウトラインノードを追加するには、OutlineNode クラスのインスタンスをパラメータとして Add メソッドに渡します。
| C# |
コードのコピー
|
|---|---|
// Addメソッドを使用してアウトラインノードを追加します doc.Outlines.Add(new OutlineNode("Chapter 5", new DestinationFitH(8, null))); |
|
PDF ドキュメントから特定のアウトラインノードを取得するには
| C# |
コードのコピー
|
|---|---|
// OutlineNodeCollectionを取得します OutlineNodeCollection nodecol = doc.Outlines; Console.WriteLine("アウトラインノードのタイトル: {0}", nodecol[0].Title); |
|
PDF ファイル内の特定のアウトラインノードを変更するには、インデックスを指定して OutlineNodeCollection からアウトラインノードを取得し、そのプロパティ(Title プロパティなど)に新しい値を設定します。
| C# |
コードのコピー
|
|---|---|
// アウトラインノードを変更します nodecol[6].Title = "テストの章"; |
|
PDF ドキュメントからすべてのアウトラインノードを削除するには、Clear メソッドを使用します。一方、RemoveAt メソッドを使用すると、インデックス値を指定することで、特定のアウトラインを削除できます。
| C# |
コードのコピー
|
|---|---|
// すべてのアウトラインノードを削除します doc.Outlines.Clear(); // 特定のアウトラインノードを削除します doc.Outlines.RemoveAt(1); |
|
DioDocs for PDF を使用したアウトラインの実装の詳細については、DioDocs for PDF サンプルブラウザを参照してください。