InputMan for ASP.NETのコントロールでは、クライアント側の処理にjQuery APIを使用することが可能です。基本的なDOM操作から、Ajax機能やエフェクト機能をInputMan for ASP.NETのコントロールに適用することができます。以下にjQueryを使用した例を紹介します。
以下のコントロールは、jQuery APIの使用ができません。
- カレンダーコントロール
- 電卓コントロール
- リストコントロール
- ファンクションキーコントロール
- 各検証コントロール
- ショートカットエクステンダ
コントロールのCSSを切り替えます。次のサンプルコードは、各コントロールに境界線、背景色を設定します。
$(function () {
$("#GcTextBox1").css("border", "3px solid red");
$("#GcTime1").css("background", "yellow");
});
コントロールにエフェクト機能を付与します。次のサンプルコードは、ボタンクリックにより時刻コントロールの表示非表示をアニメーション付きで切り替えます。
$(function () {
$("#Button1").click(function () {
$("#GcTime1").toggle("slow");
});
});
クライアント側で発生するイベントをハンドルします。次のサンプルコードは、テキストコントロールのマウスホバー時に背景色を変更します。
$(function () {
$("#GcTextBox1").hover(
function () {
$(this).SetBackColor("orange");
},
function () {
$(this).SetBackColor("white");
});
});
また、次のサンプルコードは日付コントロールに範囲外の日付が入力されたときに、メッセージを表示します。
$(function () {
$("#GcDate1").InvalidRange(function () {
alert("範囲外の値が入力されています。");
});
});
サーバーサイドとのAjax通信が可能です。次のサンプルコードでは、日付コントロールをダブルクリックすると、サーバー側から現在の日付を取得し表示します。
$(function () {
$("#GcDate1").dblclick(function () {
$.ajax({
type: "POST",
url: "WebService.asmx/GetToday",
success: function (result) {
var dt = new Date(Date.parse(result.text))
$("#GcDate1").SetValue(dt);
}
});
});
});
なお、WebService.asmxには以下の実装がされています。
<WebMethod>
Public Function GetToday() As String
Return DateTime.Now.ToString()
End Function
[WebMethod]
public string GetToday()
{
return DateTime.Now.ToString();
}