コンボコントロールのテキストボックス部分は、マスクコントロールと同等の機能を備えます。 正規表現のキーワードを使用することで、電話番号や郵便番号などの定型書式の入力マスクを設定できます。
また、テキストボックス部分が編集可能な場合、入力操作やフォーカス制御に関する動作もマスクコントロールと同様です。詳細は以下を参照してください。
TextBoxStyleプロパティを使用すると、テキストボックス部分に表示する内容(画像、文字列)を設定することができます。既定値は
TextBoxStyle.TextOnlyです。
TextBoxStyleの値 |
説明 |
ImageOnly |
テキストボックスに画像だけが表示されます。 |
TextOnly |
テキストボックスに文字列だけが表示されます。 |
Only |
テキストボックスに画像と文字列の両方が表示されます。 |
テキストボックスに入力する値によって、リストボックスに登録されている項目をフィルタリングすることができます。
AutoFilterオブジェクトの
EnabledプロパティをTrueに設定すると、コンボコントロールのオートフィルタ機能を使用できます。
MinimumPrefixLengthプロパティで設定された値の文字数が入力されたときにフィルタリングを開始します。また、一度のフィルタリングで取得可能な最大項目数は、
MaxFilteredItemプロパティ で設定できます。さらに、
Intervalプロパティでフィルタリング動作を開始するまでの時間(ミリ秒)を指定することができます。
フィルタリングを行う検索対象のカラムは、
MatcingSourceプロパティで指定します。
FilterMatchingSource.AllSubItemsに設定すると、リスト内の全てのカラムを対象に検索を行い、
FilterMatchingSource.ControlTextに設定すると
TextSubItemIndexプロパティに設定したカラムを対象に検索を行います。
また、
MatchingModeプロパティを使用して、検索モードを設定できます。 検索モードには、一致条件のほか、アルファベットの大文字と小文字や、全角/半角/ひらがな/カタカナ/カタカナの文字種の区別を指定できます。 MatchingModeプロパティに設定できるのは以下の6種類で、既定値は
FilterMatchingMode.MatchStartWithです。
MatchingModeの値 |
一致条件 |
大文字/小文字の区別 |
文字種の区別 |
MatchStartWith |
前方一致 |
− |
○ |
MatchAll |
部分一致 |
− |
○ |
AmbiguousMatchStartWith |
前方一致 |
− |
− |
AmbiguousMatchAll |
部分一致 |
− |
− |
ExactMatchStartWith |
前方一致 |
○ |
○ |
ExactMatchAll |
部分一致 |
○ |
○ |
|
オートフィルタ機能は、コンボコントロールのDropDownStyleプロパティがDropDownListに設定されている場合は無効になります。 |
次のサンプルコードでは、コンボコントロールのフィルタリング動作の設定例を示します。