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InputMan for .NET 4.0J Windows Forms Ed.で追加された機能および、InputMan for .NET 3.0JからInputMan for .NET 4.0J Windows Forms Ed.の変更点について解説します。
.NET Framework 2.0 をベースに開発されているため、スマートタグ、による簡単設計、ClickOnceによる配布、コントロールの配置時のスナップライン機能など、Visual Studio 2005の新機能を余すところなく利用できます。
原稿用紙のようなマス目に1文字ずつ文字を入力できるコントロールです。マスク機能も備えているため、郵便番号、銀行口座やカード番号などの定型書式の入力に最適です。枠だけでなくリテラル文字も設定できるので、視認性がよく、入力ミスのしにくいユーザーライクなインターフェースを構築できます。また、デザイン時にコントロールの幅を文字数にあわせて視覚的に調整できるのも特徴です。
期間や間隔などの時間の長さを入力するのに適したコントロールです。入力可能な最大値や最小値なども時間として定義して入力値をチェックすることができます。
InputManの優れたImeの機能が拡張プロバイダとしてコンポーネント化されました。ふりがなの取得や、ImeSentenceMode(変換モード)の設定など、これまでInputManのコントロールに提供されていたこれらの機能が、標準のコントロールでも利用できるようになります。
エラー表示などで利用されるバルーンチップがコンポーネント化され、IMEコンポーネントと同様に、標準のコントロールでもバルーンチップを表示できるようになります。さらに、バルーンチップのウィンドウの中には、任意のコントロールを追加できるようになり、チェックボックスやリンクラベルなどを追加して独自にカスタマイズしたバルーンチップを表示することが可能です。
2つの日付または数値の値を比較し検証するコンポーネントです。値の検証方法には、2つの値の差だけでなく、比較する日付や数値に対して、大きい、小さい、以上、以下などのさまざまな検証方法が提供されます。検証にエラー内容の表示は、ErrorProviderによってコントロールの側にアイコンで表示されます。
プロパティページはわかりやすい直感的な操作でコントロールの設定を変更できるようになります。また、これまで複雑な設定を必要としたカレンダーの休日設定やファンクションキーのボタンカスタマイズなど、簡単にプロパティページから変更できるようになります。
カレンダーに登録した休日を定義ファイルとして、インポート/エクスポートできるようになりました。のファイルは複数の環境やプロジェクトで再利用できるため、プロジェクトを開始する度に休日をコーディングする必要がなくなります。
ユーザーが変更した各プロパティの値を保存して、コントロールの既定値として登録できる機能が追加されました。ツールボックスからフォームにコントロールを貼り付ける度に同じ変更を毎回行う必要がなくなります。また他のコントロールにプロパティの設定値を複製することもできるようになります。
これまでは、テキストコントロールだけでしか利用できなかったふりがな取得は、IMEコンポーネントによって標準のコントロールでも利用できるようになりました。また、コーディングの必要がなくなり、ふりがなを表示するコントロールをプロパティで設定するだけで実現できます。
コンテナコントロールのキャプション設定機能が改善され、コンテナ上に配置された子コントロールのスマートタグから設定できるようになります。コントロールと一体になったキャプションを簡単に配置できるようになります。
キャレットのあるフィールドの値を増減するだけなく、コントロールの値を増減することができるようになります。数値コントロールでは、値の増減を0.5単位に設定できるなど、入力目的に合わせたきめ細やかな設定が可能です。
テキストコントロールのドロップダウンエディットウィンドウが入力中にリサイズできるようになりました。
テキストコントロールのマルチラインモードでは次の4つの機能が追加されに大幅に強化されました。
コントロールに収まりきらない時に表示される省略文字を任意に指定できるようになります。
日付時刻コントロールで元号の最初の年を元年と表示できるようになりました。
数値コントロールで漢数字を表示できるようになりました。
例) 一億二千三百万、 壱億弐阡参百四拾伍萬、1億2千3百万
コンボコントロールでは、次の2つ機能が追加されました。
リストコントロールでは、次の3つ機能が追加されました。
コントロールがフォーカスを受け取ったときに自動でIME パッドのソフト キーボードを表示することができます。
カレンダーコントロールと日付時刻コントロールのドロップダウンカレンダーで月を指定するため年-月カレンダーが追加されます。これまでの月-日カレンダーと表示を切り替えるためのズームイン/ズームアウトボタンも提供されるため、月の選択だけでなく、目的の月をすばやく移動するためにも利用することができます。
カレンダーコントロールと日付時刻コントロールのドロップダウンカレンダーで今日を選択するための領域を表示できるようになりました。また、赤い枠で囲まれたマークで今日の日付を表示できるようになります。
クリップボードからマイナス記号を含む値を数値コントロールに貼り付けできるようになりました。
各コントロールが消費するGDIオブジェクトのリソースを大幅に削減しました。多くのコントロールをフォームに貼り付けても、リソース不足に陥ることのない安全なフォームを作成できるようになります。