ここでは、11.0JにService Packを適用した際の移行に関する注意事項について説明します。
移行の対象となるプロジェクトが Visual Studio で開かれている場合は、該当プロジェクトを終了してください。
プロジェクトに関わるライブラリやユーザーコントロールなど、InputMan を使用している全てのプロジェクトを移行してください。プロジェクトが分かれている場合には、プロジェクト毎に移行ツールを実行する必要があります。
移行ツールは変更された名前空間やメンバ名を自動的に変換しますが、次のようなケースでは、移行ツールがこれらの変更を正しく検出しない可能性がございます。その場合は、手動にてコードを変更してください。
Imports ステートメント(Visual Basic)や using ディレクティブ(C#)を使用して、名前空間のエイリアスを作成している。
複数行にわたり、クラスやメンバ名を記述している。
変更されたクラスやメンバと同じ名前のユーザ定義クラス、メンバが存在している。
以下は、11.0Jのアセンブリバージョンです。プロジェクトが参照しているInputManのアセンブリバージョンが、インストールされているアセンブリバージョンと異なる場合には移行ツールによる移行が必要です。
ファイル名 | アセンブリバージョン | |
---|---|---|
初版 |
GrapeCity.Win.Editors.Design.v110.dll GrapeCity.Win.Editors.v110.dll GrapeCity.Win.Input.Interop.v110.dll |
11.0.4800.2017 |
GrapeCity.Framework.InputMan.v34.dll | 3.0.4800.2017 | |
SP1 |
GrapeCity.Win.Editors.Design.v110.dll GrapeCity.Win.Editors.v110.dll GrapeCity.Win.Input.Interop.v110.dll |
11.0.4801.2017 |
GrapeCity.Framework.InputMan.v34.dll | 3.0.4801.2017 | |
SP2 |
GrapeCity.Win.Editors.Design.v110.dll GrapeCity.Win.Editors.v110.dll GrapeCity.Win.Input.Interop.v110.dll |
11.0.4802.2017 |
GrapeCity.Framework.InputMan.v34.dll | 3.0.4802.2017 |