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6.0J のラッパーコンボコントロール(Interop.Combo)を 11.0J のラッパークラシックコンボコントロール(Interop.ClassicComboBox)に移行する場合、移行ツール実行後に手動での変更が必要な機能について説明します。
InnerEditor のキーワードによる内部コントロールへの直接のアクセスは、ラッパークラシックコンボコントロールでは構造が異なるため提供されません。 InnerEditor を利用しているコードを削除し、ラッパークラシックコンボコントロールで提供されるプロパティに置き換えます。
ラッパーコンボコントロールとラッパークラシックコンボコントロールの両方で Format プロパティが提供されますが、仕様が異なるため手動での修正が必要です。
ラッパーコンボコントロールの Format プロパティは、テキストコントロールと同様の入力可能な文字の種類を限定する機能を提供しますが、ラッパークラシックコンボコントロールではマスクコントロールと同様のリテラル文字を含めた入力書式を指定する機能が提供されます。
マスク機能部分などラッパーコンボコントロールでは提供されていなかった機能を使用するには、手動で設定する必要があります。
ラッパーコンボコントロールではサポートされず、ラッパークラシックコンボコントロールで再提供されるメンバは以下の通りです。
ClipContent プロパティ
CurrentField プロパティ
CursorPosition プロパティ
DisplayText プロパティ
ExitOnLastChar プロパティ
LiteralColor プロパティ
PromptChar プロパティ
TabAction プロパティ
Value プロパティ
ValueIsFull プロパティ
ValueChanged イベント