GrapeCity InputMan for Windows Forms 11.0J > 製品の概要 > 旧バージョンからの変更点 > 1.xJ から 2.0J への変更点 |
InputMan for .NET 2.0Jで追加された機能および、InputMan for .NET 1.xJ (1.0、1.2) から2.0Jの変更点について解説します。
InputMan for .NET 2.0Jでは、以下のコントロールと機能が追加されました。
コンボコントロールは、マスク書式を設定できるテキストボックス部分と画像、項目、説明文の3つの列を表示するリストボックス部分で構成されています。いつでも初期状態に戻せるソート機能やオブジェクト型にも対応した検索機能をはじめ、項目ごとのツールチップ、リストボックス最下部のステータスバーなど、実用的な機能を満載しています。
ファンクションキーコントロールは、当社ActiveX 製品のDenpyoMan 1.5J での実績を元に .NET 版として開発されたもので、強力なキーフック機能と画像表示やグループ化などの豊富なカスタマイズ機能を備えたボタンの活用により、複数のウィンドウを切り替えることの多いシステムにおいてエンドユーザーの円滑な入力を支援します。
ControlEffectプロパティは、Windows XP テーマに対応したスタイルとMicrosoft Office形式のアクティブフラットスタイルを実現します。また、DropDownShadowプロパティは、ドロップダウンされたカレンダーや電卓に立体的な視覚効果を与える影をつけます。これらのプロパティが提供する新鮮なルック&フィールにより、アプリケーションの印象を刷新できます。
また、カレンダーコントロールと電卓コントロールでは、FlatStyleプロパティを"FlatStyle.System"に設定することで、Windows XP上でXPテーマスタイルを実現できるようになりました。
日付時刻コントロールと数値コントロールのDropCloseイベントとDropOpenイベントの名称が、それぞれDropDownCloseとDropDownOpenになりました。これに伴って、イベント関連クラスの名称が次のように変更されています。また、カレンダーコントロールで曜日のスタイルを設定するWeekdaysクラスの名称が、WeekdaysStyleに変更されました。
変更前 | 変更後 |
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DropClose DropCloseEventHandler DropCloseEventArgs |
DropDownClose DropDownCloseEventHandler DropDownCloseEventArgs |
DropOpen DropOpenEventHandler DropOpenEventArgs |
DropDownOpen DropDownOpenEventHandler DropDownOpenEventArgs |
GrapeCity.Views.Weekdays | GrapeCity.Win.Input.WeekdaysStyle |
テキストコントロールとマスクコントロールの書式指定における半角文字と全角文字の識別方法を次のように改めました。これにより、従来は半角と見なされていた「×」、「÷」、および「±」などは、全角文字として認識されるようになりました。また、テキストコントロールのLengthAsByteプロパティもこの新しい基準でバイト数を計算します。
変更前 | 変更後 |
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文字コードが "U+00XX(最初の1バイトが00)" で表される文字は、すべて半角文字と判断されていました。 | 半角文字と全角文字は、その文字のShift-JISコードを使って識別するように変更されました。 |
下記のコンストラクタとプロパティは、実際には機能しないものだったので、2.0Jで削除されました。