フォーカス制御

FocusProcess オブジェクトは、コントロールに入力された値が不正なときに、フォーカスを移動を禁止するかどうかを設定します。

プロパティ

FocusProcess オブジェクトは、次のプロパティを使用してエラー発生時のフォーカス制御の方法を設定します。

PreventFocusLeave プロパティ
フォーカスを他のコントロールに移動できるかどうかを設定はたは取得します。
プロパティの値がTrueの場合は不正値を保持したコントロールからのフォーカス移動は禁止されます。False の場合はフォーカスを移動することができます。既定値はFalse です。

フォームのAutoValidate プロパティがEnableAllowFocusChange に設定されている場合には、PreventFocusLeave プロパティがTrue であってもフォーカスを移動することができます。

サンプルコード

次のサンプルコードは、汎用検証コンポーネントの検証アクションにフォーカス制御を設定する例です。

Visual Basic
C#

Imports GrapeCity.Win.Editors

' アクション（フォーカス移動の禁止）を作成します。
Dim FocusProcess1 As New FocusProcess()
FocusProcess1.PreventFocusLeave = True

' TextBox1に作成した検証アクションを設定します。
GcCommonValidator1.GetValidateActions(TextBox1).AddRange(New ValidateAction() {FocusProcess1})

using GrapeCity.Win.Editors;

// アクション（フォーカス移動の禁止）を作成します。
FocusProcess focusProcess1 = new FocusProcess();
focusProcess1.PreventFocusLeave = true;

// textBox1に作成した検証アクションを設定します。
gcCommonValidator1.GetValidateActions(textBox1).AddRange(new ValidateAction[] {focusProcess1});