GrapeCity InputMan for Windows Forms 11.0J
フォーカス移動

マスクコントロールではフォーカス制御に関する様々な機能を搭載しています。

自動フォーカス移動

ExitOnLastChar プロパティをTrueに設定すると、入力された文字列が、 書式設定により定義されたフィールドすべてに満たされると、自動的に次のコントロールへフォーカスを移動できます。

矢印キーによるフォーカス移動

ExitOnLeftRightKey プロパティを使用すると、キャレットがコントロール内のテキストの最初または最後の文字上にある状態で、[→]、[←]、または[Ctrl]+[→]、[Ctrl]+[←]の各キーを押したときに、フォーカスを前後のコントロールに移動することができます。
ExitOnLeftRightKeyプロパティは、ExitOnLeftRightKey 列挙体を使用して次の値を設定できます。

ExitOnLeftRightKeyの値 説明
None 矢印キーを使ってフォーカスを移動することはできません。
Left キャレットが入力中のテキストの左端にあるときに[←]キーまたは[Ctrl]+[←]キーを押すと、フォーカスは1つ前のコントロールに移動します。
Right キャレットが入力中のテキストの右端にあるときに[→]キーまたは[Ctrl]+[→]キーを押すと、フォーカスは次のコントロールに移動します。
Both 「Left」と「Right」の両方の機能を使用できます。
フォーカス移動の検出

[→]、[←]、[Ctrl]+[→]、[Ctrl]+[←]、[Tab]、[Shift]+[Tab]の各キーまたは、ショートカットコンポーネントで割り当てたキー(KeyActions.NextControlまたは、KeyActions.PreviousControlを設定したキー)を使用して、フォーカスを前後のコントロールに移動したときには、Leave イベントの前にKeyExit イベントが発生します。

  • ショートカットコンポーネントを使ってコントロールの機能を特定のキーに割り当てた場合、それらのキーに割り当てられていたデフォルトの機能は動作しなくなります。
  • TabAction プロパティの設定内容によって、キーボードを操作したときの動作が異なります。詳しくは次項を参照してください。
フィールド間の移動

マスクコントロールの表示領域は、通常、リテラル文字列と入力フィールドの2種類に分かれています。フィールドについては「書式の設定」を参照してください。


TabActionプロパティをTabAction.Controlに設定すると、[Tab]キーまたは[Shift]+[Tab]キーによるフォーカス移動は、コントロール 間で行われます。TabAction.Fieldに設定すると、フォーカス移動は入力フィールド間で行われます。 また、マスクコントロールのナビゲーションや選択などの操作は、リテラル文字列と入力フィールドの位置関係による影響を受けます。詳細な操作については「キーボード操作」を参照してください。

AutoMoveToNextFieldプロパティにTrueを設定すると、入力中のフィールドに入力が終わった際、次のフィールドを自動でフォーカスします。

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