テキストコントロールを推奨します。製品名にアルファベットしか使用しないというようなケース、また氏名にサロゲートペア文字や環境依存文字を使用したくない、あるいは空白文字の入力は禁止したいというようなケースなど、目的にあった入力可能文字種を指定できます。

マスクコントロールを推奨します。書式設定機能を利用すると、複数の入力フィールドとハイフンなどのリテラル文字を表示できます。郵便記号やハイフンといったリテラル文字をラベルなどの別コントロールに表示したり、入力フィールドを複数のコントロールに分けたりせず、一つのコントロールで実現できます。

また、郵便番号については郵便番号から住所を検索できる郵便番号コントロールのご利用も推奨します。

記号などを用いず、数値だけを扱う場合は、数値コントロールを推奨します。入力可能な範囲を指定することで、負数や桁数の異なる数値が入力されることを防ぎます。また、テキストコントロールの入力可能文字種に数字を指定し、最大入力文字数を設定することでも不正値入力を防ぐことが可能です。
アルファベットと数字が混在しているような場合は、マスクコントロールやマスクコンボコントロールが適しています。書式設定機能を利用すると、定型書式として文字種や桁数を指定できます。

製造日、生年月日、入社日など日付入力を行うには、日付コントロールが適しています。日付コントロールの書式を設定すると、「/」など日付を区切る記号のほか、「年」「月」「日」などの文字をリテラル文字としてコントロール内に表示できます。また、和暦にも対応しています。

開始時間、終了時間など、時刻を入力するには、時刻コントロールが適しています。時刻コントロールの書式を設定すると、「:」など時刻を区切る記号のほか、「時」「分」「秒」などの文字をリテラル文字としてコントロール内に表示できます。

入力日時、開催日時など、日付と時刻の両方の入力が必要な場合には、日付時刻コントロールが適しています。日付時刻コントロールの書式を設定すると、「/」や「:」など日付や時刻を区切る記号のほか、「年」「月」「日」「時」「分」「秒」などの文字をリテラル文字としてコントロール内に表示できます。また、和暦にも対応しています。

作業時間や工数、休業期間など、時間の長さや期間を入力するには、タイムスパンコントロールが適しています。書式を設定すると、「1時間30分」など時間のほか、「5日間」などと日数を計上することもできます。

入力候補となる項目の一覧から、一つの値を選択して入力値としたい場合は、コンボコントロールが適しています。DropDownStyle プロパティにより、テキスト入力部分の編集可否の設定も可能です。また、テキスト部に正規表現によるマスク書式を適用したい場合は、マスクコンボコントロールが適しています。項目一覧を常に表示したい場合は、リストコントロールを使用できます。

通貨記号や3点区切りが表示できる、数値コントロールを推奨します。価格の単位は、数字の先頭への通貨記号（￥）の表示や、末尾に「円」を表示するなど、自由に書式を設定できます。また、漢数字との組み合わせによる「2千円」などの表示も可能です。

個数、数量を入力するには、数値コントロールを推奨します。書式を設定することで関連する単位を接尾語としてコントロール内に表示できるので、ラベルコントロールなどを配置する手間が省けます。また、上下矢印キーやスピンボタンにより、簡単に値の増減を行うことができます。

キャラクタボックスコントロールを推奨します。キャラクタボックスコントロール は1字ずつボックスで区切られ、マス目のような表示を実現します。テキストコントロールと同様に入力可能文字種を限定する書式を設定でき、またリテラル文字やハイフンなどの区切り記号専用のボックスがあらかじめ用意されているため、はがきの郵便番号欄のような外観を実現できます。

住所コントロールを推奨します。住所コントロールは、住所入力に特化しており、都道府県名の入力後には自動的にその都道府県に存在する市区町村名が次のフィールドのドロップダウンに表示され、キーボードを使用せずに番地名の前までの住所を入力できます。
また、郵便番号コントロールでは、郵便番号から検索された住所を指定のコントロールに表示することが可能です。