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TipNotify オブジェクトはコントロールに入力された値が不正なときに、バルーンチップによってエラー内容を通知します。 TipNotify オブジェクトにより表示されるバルーンチップは簡易的なもので、背景色や文字色およびフォント等のスタイルは、OSのバルーンスタイルが適用されます。
(図)Windows 7(左)とWindows 8.1(右)でのバルーンチップ通知
OSに依存しないスタイルやバルーンの形状をカスタマイズするには、GcBalloonTipTipNotify オブジェクトを使用した「GcBalloonTipによる通知」をご利用ください。
TipNotify オブジェクトは、次のプロパティを使用してバルーンチップによる通知方法を設定します。
プロパティ値 | 説明 |
---|---|
None | アイコンを表示しません。 |
Info | Information アイコン を表示します。 |
Warning | Warning アイコン を表示します。 |
Error | Error アイコン を表示します。 |
ToolTipTextプロパティが空の場合、検証に失敗した検証アイテムのInvalidMessage プロパティで設定された文字列がアイコンに設定されます。 |
次のサンプルコードは、汎用検証コンポーネントの検証アクションにバルーンチップによる通知を設定する例です。
Imports GrapeCity.Win.Editor ' アクション(バルーンチップによるエラー通知)を作成します。 Dim TipNotify1 As New TipNotify() TipNotify1.ToolTipIcon = ToolTipIcon.Warning TipNotify1.ToolTipTitle = "入力エラー" ' TextBox1に作成した検証アクションを設定します。 GcCommonValidator1.GetValidateActions(TextBox1).AddRange(New ValidateAction() {TipNotify1})
using GrapeCity.Win.Editor; // アクション(バルーンチップによるエラー通知)を作成します。 TipNotify tipNotify1 = new TipNotify(); tipNotify1.ToolTipIcon = ToolTipIcon.Warning; tipNotify1.ToolTipTitle = "入力エラー"; // textBox1に作成した検証アクションを設定します。 gcCommonValidator1.GetValidateActions(textBox1).AddRange(new ValidateAction[] {tipNotify1});