licenses.licx ファイルの組み込み
設計時にコントロールをフォームに貼り付けるとlicenses.licxファイルが自動的に作成され、プロジェクトに組み込まれます。しかし、実行時にコントロールを生成する場合や .NET Coreプロジェクトで使用する場合は、Licenses.licx ファイルは作成されません。
この場合は、該当するすべてのコントロールの情報を含んだlicenses.licxファイルを作成し、プロジェクトに組み込む必要があります。プロジェクトにlicenses.licxファイルが組み込まれていない場合は、実行時にコントロールが生成されたときに、ライセンスのエラーを示すダイアログが表示されます。
licenses.licxファイルの作成とプロジェクトへの組み込みは、以下の手順で行います。
この場合は、該当するすべてのコントロールの情報を含んだlicenses.licxファイルを作成し、プロジェクトに組み込む必要があります。プロジェクトにlicenses.licxファイルが組み込まれていない場合は、実行時にコントロールが生成されたときに、ライセンスのエラーを示すダイアログが表示されます。
licenses.licxファイルの作成とプロジェクトへの組み込みは、以下の手順で行います。
- Visual Studioで新しいプロジェクトを開きます。
- JPAddressの次のコンポーネントを参照設定します。
Windowsフォームアプリケーションの場合
コンポーネント名 バージョン GrapeCity.Win.JPAddress 2.0.40xx.2012
Webアプリケーションの場合
コンポーネント名 バージョン GrapeCity.Web.JPAddress 2.0.40xx.2012
WPFアプリケーションの場合
コンポーネント名 バージョン GrapeCity.Windows.JPAddress 2.0.40xx.2012
2.0.40xx.2012は、製品アセンブリバージョンによって変わります。アセンブリバージョンについては、「アセンブリ」をご確認ください。
.NET Coreプロジェクトで使用する場合は、プロジェクトの参照設定に追加するのではなく、NuGetパッケージをインストールします。詳細は「プロジェクトの作成とアセンブリ参照の追加」をご参照ください。
-
WindowsフォームやWPFアプリケーションのVisual Basicのプロジェクトの場合は「My Project」フォルダ、C#のプロジェクトの場合は「Properties」フォルダの下に、ファイル名を「licenses.licx」とした空のテキストファイルを作成します。ASP.NETでWebサイトを作成したときは、Webサイトフォルダの下に「licenses.licx」を作成します。
.NET Coreプロジェクトで使用する場合は、プロジェクト配下の任意の場所に licenses.licxファイルを追加します。
- 作成した「licenses.licx」ファイルを開き、以下の文字列をlicenses.licxに入力します。
Windowsフォームアプリケーションの場合.NET Frameworkプロジェクトの場合 GrapeCity.Win.JPAddress.GcJPAddress, GrapeCity.Win.JPAddress, Version=2.0.40xx.2012, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a .NET Coreプロジェクトの場合 GrapeCity.Win.JPAddress.GcJPAddress, GrapeCity.Win.JPAddress.NetCore, Version=2.0.40xx.2012, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a
Webアプリケーションの場合GrapeCity.Web.JPAddress.GcJPAddress, GrapeCity.Web.JPAddress, Version=2.0.40xx.2012, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a
WPFアプリケーションの場合GrapeCity.Windows.JPAddress.GcJPAddress, GrapeCity.Windows.JPAddress, Version=2.0.40xx.2012, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a
2.0.40xx.2012は、製品アセンブリバージョンによって変わります。アセンブリバージョンについては、「アセンブリ」をご確認ください。
-
プロパティウィンドウでLicenses.licx のビルドアクションを「埋め込みリソース」に設定して保存します。
App_Licenses.dllの作成について
Visual StudioでWebサイトを作成し、JPAddressを使用する際、設計時にコントロールをフォームに貼り付けると、App_Licenses.dllが自動的に作成されます。しかし、licenses.licxファイル同様、実行時にコントロールを生成する場合はApp_Licenses.dllを手動で作成する必要があります。
licenses.licxファイルの組み込み後、以下の手順に従いApp_Licenses.dllを作成してください。
licenses.licxファイルの組み込み後、以下の手順に従いApp_Licenses.dllを作成してください。
- ソリューションエクスプローラにてlicenses.licxをクリックします。
- メニューから[ビルド]-[ランタイムライセンスの作成]を選択します。
継承コントロールとユーザーコントロール
JPAddressのコントロールを継承して独自のコントロールを作成したり、JPAddressのコンポーネントと他のコントロールを組み合わせてユーザーコントロールを作成する場合は、LicenseProvider属性をそれらのコントロールに設定してください。これにより、JPAddressのライセンス情報が正しく継承されます。
LicenseProvider属性を設定しなかった場合は、JPAddressのライセンス情報を参照できないので、作成したコントロールを使ったアプリケーションを実行したときに、ライセンスのエラーを示すダイアログが表示されます。
コントロールにLicenseProvider属性を設定するには、次のように、クラスの宣言の前にLicenseProvider属性を設定します。
LicenseProvider属性を設定しなかった場合は、JPAddressのライセンス情報を参照できないので、作成したコントロールを使ったアプリケーションを実行したときに、ライセンスのエラーを示すダイアログが表示されます。
コントロールにLicenseProvider属性を設定するには、次のように、クラスの宣言の前にLicenseProvider属性を設定します。
Imports System.ComponentModel ' 継承コントロールの場合 <LicenseProviderAttribute(GetType(LicenseProvider))>_ Public Class MyControl ・・・ End Class ' ユーザーコントロールの場合 <LicenseProviderAttribute(GetType(LicenseProvider))>_ Public Class UserControl1 ・・・ End Class
using System.ComponentModel; // 継承コントロールの場合 [LicenseProviderAttribute(typeof(LicenseProvider))] public partial class MyControl : GrapeCity.Win.JPAddress { ・・・ } // ユーザーコントロールの場合 [LicenseProviderAttribute(typeof(LicenseProvider))] public partial class UserControl1 : UserControl { ・・・ }
他のアセンブリからの利用
JPAddressをクラスライブラリなどで使用し、他のアセンブリからクラスライブラリを通して再利用する場合、呼び出し元のプロジェクトにもJPAddressのライセンスが必要です。この場合、コントロールを動的に作成した場合と同じように呼び出し元のプロジェクトにlicenses.licxファイルの組み込みを行う必要があります。
複数のプロジェクトを使用している場合、最初に実行されるプロジェクト(アセンブリ)にライセンス情報が必要である点に注意してください。
複数のプロジェクトを使用している場合、最初に実行されるプロジェクト(アセンブリ)にライセンス情報が必要である点に注意してください。