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ランタイムファイルの配布方法には、ランタイムファイルを直接コピーする方法と、製品に付属する Windows インストーラブートストラッパを使用する方法の2種類があります。
ランタイムファイルを直接コピーする場合は、アプリケーションのビルドによって出力先フォルダに生成・コピーされたファイルのうち、再配布可能なファイルをアプリケーションの配布先環境にコピーします。本製品における再配布可能なファイルは「ランタイムファイルの配布について」を参照してください。
配布先環境の GAC にランタイムファイルがインストールされている場合や、後から GAC へランタイムファイルがインストールされた場合、ローカルにランタイムファイルをコピーしても、アプリケーションは GAC にインストールされたアセンブリを優先して参照します。
ブートストラッパ(bootstrapper)とは、アプリケーションのインストールの前にそのアプリケーションの実行に必要なランタイムファイルをインストールするインストーラの総称です。JPAddress がインストールされた開発環境には、JPAddress 専用のランタイムブートストラッパと辞書ファイル用のブートストラッパが用意されており、セットアッププロジェクトまたは ClickOnce へ簡単に組み込むことが可能です。
JPAddress のランタイムブートストラッパは、.NET Framework 用のみ提供されます。.NET6 アプリケーションで本製品の .NET6 用アセンブリを使用している場合は、前述の「ランタイムファイルを直接コピーする」方法にて、本製品の .NET6 用アセンブリを配布してください。 |
セットアッププロジェクトを Visual Studio で開き、〈プロジェクト〉メニューから〈プロパティ〉を表示します。
〈必須コンポーネント〉ボタンをクリックし、必須コンポーネントのリストにある「JPAddress for WPF 3.0J Runtime 3.0.48xx.2017」にチェックを入れます。セットアッププロジェクトに辞書ファイルも含める場合は、「JPAddress for .NET 辞書ファイル yyyy.mm」にもチェックを入れます。
必須コンポーネントのインストール場所を指定します。「必須コンポーネントをコンポーネントの開発元のWebサイトからダウンロードする」にすると、セットアップ起動時に開発元の Web サイトからランタイムのブートストラッパをダウンロードします。「アプリケーションと同じ場所から必須コンポーネントをダウンロードする」にすると、プロジェクトのビルド時に、ランタイムのブートストラッパがプロジェクト内にコピーされます。
「アプリケーションと同じ場所から必須コンポーネントをダウンロードする」を指定してビルドを行うと、セットアッププログラムにブートストラッパが組み込まれます。アプリケーション配信前にランタイムの事前インストールを行いたい場合には、この方法を利用してランタイムファイルのみを配布するインストーラを作成することができます。
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これで JPAddress のランタイムブートストラッパの組み込みは完了です。あとは通常の手順に従ってインストーラを作成します。
アプリケーションのプロジェクトを Visual Studio で開き、〈プロジェクト〉メニューから〈プロパティ〉を表示します。
「発行」タブにある〈必須コンポーネント〉ボタンをクリックし、セットアッププロジェクトの場合と同様に、必須コンポーネントのリストにある「JPAddress for WPF 3.0J Runtime 3.0.48xx.2017」にチェックを入れます。セットアッププロジェクトに辞書ファイルも含める場合は、「JPAddress for .NET 辞書ファイル yyyy.mm」にもチェックを入れます。
セットアッププロジェクトの場合と同様に、必須コンポーネントのインストール場所を選択します。
これで JPAddress のランタイムブートストラッパの組み込みは完了です。あとは[発行ウィザード]あるいは[今すぐ発行]ボタンをクリックして、通常の手順に従ってアプリケーションを発行します。
ブートストラッパによるランタイムの配布には、次に示す特長があります。
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