MESCIUS JPAddress for WPF 3.0J
旧バージョンからの移行

旧バージョンの JPAddress for WPF 1.0J/2.0J を使用して作成したアプリケーションを本製品で使用する場合や、既存のプロジェクトにサービスパックを適用する場合は、次の手順でプロジェクトを移行する必要があります。

移行作業の前に:
  • 作業前に移行するプロジェクトのバックアップを作成してください。
  • 旧バージョンの Visual Studio で作成したプロジェクトは、、移行前に以下の手順で Visual Studio の変換ウィザードを実行し、対象となるフレームワークを .NET Framework 4.8 に変更する必要があります。
    • 移行したいプロジェクトのプロジェクトファイル(*.vbproj、*.csproj)、またはソリューションファイル(*.sln)を移行先のバージョンの Visual Studio で開きます。「Visual Studio 変換ウィザード」が開始されるので画面の指示に従ってプロジェクトを変換します。

移行における手順を以下に解説します。以下は、2.0J(アセンブリバージョン:2.0.40XX.2012)から 3.0J(アセンブリバージョン:3.0.48XX.2017)に変更する例です。

2.0.40XX.2012/3.0.48XX.2017 は、製品アセンブリバージョンによって変わります。アセンブリバージョンについては製品付属のリリースノートを参照してください。
アセンブリバージョンに変更がない場合は、プロジェクトの移行作業は不要です。

  1. 旧バージョンで作成されたプロジェクト内に存在するライセンスファイル(licenses.licx)をメモ帳などで開き、"Version"を変更します。

    変更前
    GrapeCity.Windows.JPAddress.GcJPAddress, GrapeCity.Windows.JPAddress, Version=2.0.40XX.2012, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a

    変更後
    GrapeCity.Windows.JPAddress.GcJPAddress, GrapeCity.Windows.JPAddress, Version=3.0.48XX.2017, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a

  2. 変更されたライセンスファイルを保存します。

  3. プロジェクトファイル(.csproj または .vbproj)をメモ帳などで開き、各アセンブリの "Version” を変更します。

    変更前
    <Reference Include="GrapeCity.Windows.JPAddress, Version=2.0.40XX.2012, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a, processorArchitecture=MSIL" />

    変更後
    <Reference Include="GrapeCity.Windows.JPAddress, Version=3.0.48XX.2017, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a, processorArchitecture=MSIL" />

  4. 変更されたプロジェクトファイルを保存します。

  5. 移行先のバージョンの Visual Studio を起動し、移行対象となるソリューション(プロジェクト)を開きます。

  6. 参照設定に追加されている JPAddress のアセンブリバージョンが正しく反映されているか確認します。

  7. ソリューション(プロジェクト)のリビルドを行います。

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