ImageCellでは、基本セルの機能に加えて、次の機能を使用できます。

• 画像の表示
• アイコンの表示

各機能の詳細はImageCellクラスのリファレンスを参照してください。

ImageCellはObject型の値を保持します。この型はImageCell.ValueTypeプロパティで確認できます。
表示に使用されるデータ型は、ImageCell.ValueIsIconプロパティの設定によって異なります。ValueIsIconプロパティがFalseのときは、System.Drawing.Image型の値が使用されます。ValueIsIconプロパティがTrueのときは、System.Drawing.Icon型の値が使用されます。これらの型はImageCell.FormattedValueTypeプロパティで確認できます。
Object型のToStringメソッドをオーバーライドすると、キャストする際の動作を変更できます。セルに値が読み出される場合の動作を変更するには、ImageCell.OnCellFormattingメソッドをオーバーライドします。セルから値が書き戻される場合の動作を変更するには、ImageCell.OnCellParsingメソッドをオーバーライドします。

ImageCellのセル編集コントロールはありません。ImageCell.EditTypeプロパティは常にnull参照（Visual BasicではNothing）を返します。

ImageCellはCellStyleクラスの次のメンバをサポートしています。セルのスタイルはImageCell.Styleプロパティで設定します。

CellStyleメンバ	有効／無効
BackColor	有効
Border	有効
DataSourceNullValue	有効
DisabledBackColor	有効
DisabledForeColor	-
Font	-
ForeColor	-
Format	-
FormatProvider	-
GradientColors	有効
GradientDirection	有効
GradientStyle	有効
Image	有効
ImageAlign	有効
ImeMode	-
ImeSentenceMode	-
InputScope	-
LineAdjustment	-
Margin	有効
Multiline	-
NullValue	有効
Padding	有効
PatternColor	有効
PatternStyle	有効
SelectionBackColor	有効
SelectionForeColor	-
Tag	有効
TextAdjustment	-
TextAlign	-
TextAngle	-
TextEffect	-
TextImageRelation	-
TextIndent	-
TextVertical	-
UseCompatibleTextRendering	-
WordWrap	-

ImageCell.Style.Imageプロパティに設定した画像は、ImageCell.Imageプロパティの画像の上に描画されます。

ImageCellで処理されるショートカットキーはありません。

セルの内容領域のクリックに対応した処理を実装するには、GcMultiRow.CellContentClickイベントを使用します。ダブルクリックの場合はGcMultiRow.CellContentDoubleClickイベントです。

• 画像の表示
• クリックの処理
• 値が空のときの代替イメージ
• アニメーションの表示