GrapeCity MultiRow for Windows Forms 11.0J
XCOPYによる配布

XCOPYは、ファイルをフォルダ構造ごとコピーするDOSのコマンドです。しかし、ここでは、単純にファイルをコピーするだけの配布方法を総称して「XCOPYによる配布」と呼んでいます。

XCOPYによる配布の長所と短所

XCOPYによる配布は、他のどの方法よりも単純で簡便です。しかし、その一方で、配布先に.NET Frameworkが存在しているかどうか、また、存在している場合でもそのバージョンが適切かどうかなどを調べることができません。さらに、必要なファイルを誤って上書きしたときの復旧手段が用意されていません。

これらを考慮すると、XCOPYによる配布は、次のような条件が満たされているときに適した方法だと言えます。

アプリケーションの配布

XCOPYによる配布では、MultiRowの製品インストールフォルダ内の以下のフォルダおよびzip内の再配布可能なファイルをアプリケーションと同じフォルダにコピーします。これだけで配布が完了します。

  • ExternalAssembly.zipにはInputManCellおよびPlusPakCellが参照するランタイムファイルが含まれています。
  • InputManCellおよびPlusPakCellを使用しておらず、プロジェクトの参照設定からInputManおよびPlusPakのアセンブリを削除している場合、ExternalAssembly.zipに含まれるランタイムファイルを配布する必要はありません。

実際のコピー操作としては、たとえば次のような方法が考えられます。

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