GrapeCity MultiRow for Windows Forms 11.0J > 製品の概要 > 移行について > 移行ツールの操作手順 |
ここでは、移行ツールの操作方法について説明します。
移行および移行ツールに関して、以下の点にご注意ください。
MultiRowには次の3製品の移行ツールが付属していますが、3製品の移行ツールとも操作手順はほとんど同じです。
ここでは、MultiRowの移行ツールを使用して操作手順を説明します。
移行後に対象のフレームワークを変更する方法については、下記のMSDNを参照してください。 |
InputMan for Windows Forms 5.0J/6.0Jで提供していた日付コントロール(GcDate)は、InputMan for Windows Forms 11.0Jでは日付時刻コントロール(GcDateTime)として提供しています。
これに伴って、InputMan for Windows Forms 11.0Jの移行ツールでは、コードに記載されている"GcDate"を"GcDateTime"に変換しますが、using(Visual Basicの場合はImports)を使用して明示的に名前空間から宣言されていないGcDateについては注意が必要です。
MultiRowでは、以下の例のようにEditingControlShowingイベントなどでセルの編集コントロールとしてGcDateコントロールの処理をしている部分が該当します。
Imports GrapeCity.Win.MultiRow Imports InputManCell = GrapeCity.Win.MultiRow.InputMan Imports GrapeCity.Win.Editors Private Sub GcMultiRow1_EditingControlShowing(ByVal sender As Object, ByVal e As EditingControlShowingEventArgs) Handles GcMultiRow1.EditingControlShowing If TypeOf e.Control Is InputManCell.GcDateEditingControl Then Dim editor As GcDate = DirectCast(e.Control, GcDate) editor.DropDownCalendar.BackColor = Color.Yellow End If End Sub
using GrapeCity.Win.MultiRow; using InputManCell = GrapeCity.Win.MultiRow.InputMan; using GrapeCity.Win.Editors; private void gcMultiRow1_EditingControlShowing(object sender, EditingControlShowingEventArgs e) { if (e.Control is InputManCell.GcDateEditingControl) { GcDate editor = (GcDate)e.Control; editor.DropDownCalendar.BackColor = Color.Yellow; } }
上記のような場合でも"GcDateTime"に変換する場合、移行ツールの[移行する製品構成]の設定で「名前空間のないGcDateもGcDateTimeに変換する」のチェックボックスをオンにします。このとき、以下についても"GcDateTime"への変換の対象となります。
「GrapeCity.Win.Editors.GcDate」と名前空間から定義されている"GcDate"のみを"GcDateTime"に変換する場合には、チェックボックスをオフにします。
この場合、名前空間なしで定義された"GcDate"は"GcDateTime"へ自動的に変換されないため、移行ツールで移行後に手作業での修正が必要となります。