GrapeCity MultiRow for Windows Forms 11.0J
行の移動

MultiRowは、タッチ操作で行を移動することができます。ここでは、タッチ操作による行の移動について解説します。

行の移動

AllowUserToRowTouchMoveプロパティにTrueを設定すると、行ヘッダ型セルを押下した状態で指をスライドすることで行の移動ができます。

  • 行ヘッダ型セル以外のセル型を押下してスライドした場合、行の移動は行われずにグリッドがスクロールします。

なお、タッチ操作で行の移動をするには、AllowRowMoveプロパティおよびAllowRowMoveMultipleプロパティにTrueが設定されている必要があります。

AllowRowMoveプロパティ、AllowRowMoveMultipleプロパティおよびAllowUserToRowTouchMoveプロパティの組み合わせによる、それぞれの動作は次の通りです。

AllowRowMoveの値 AllowRowMoveMultipleの値 AllowUserToRowTouchMoveの値 説明
False Ture/False Ture/False マウスおよびタッチ操作での行移動ができません。
True False False マウス操作で1行のみの行移動ができます。タッチ操作では行移動ができません。
Ture Ture False マウス操作で複数行の行移動ができます。タッチ操作では行移動ができません。
Ture False Ture マウスおよびタッチ操作で1行のみの行移動ができます。
Ture Ture Ture マウスおよびタッチ操作で複数行の行移動ができます。

次のコードは、マウスおよびタッチ操作で複数行の移動を行うことができます。

' 行の移動を許可します。
GcMultiRow1.AllowRowMove = True
GcMultiRow1.AllowRowMoveMultiple = True

' タッチ操作での行の移動を許可します。
GcMultiRow1.AllowUserToRowTouchMove = True
                        
// 行の移動を許可します。
gcMultiRow1.AllowRowMove = true;
gcMultiRow1.AllowRowMoveMultiple = true;

// タッチ操作での行の移動を許可します。
gcMultiRow1.AllowUserToRowTouchMove = true;
                            
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