MESCIUS MultiRow for Windows Forms 12.0J
ライセンスの組み込み

作成する .NET Framework アプリケーションに、本製品のライセンスを組み込む方法について説明します。

.NET アプリケーションへのライセンス情報の埋め込みについては「ライセンス情報の埋め込み」をご参照ください。

Licenses.licxファイルの組み込み

設計時にコントロールをフォームに貼り付けるとLicenses.licxファイルが自動的に作成され、プロジェクトに組み込まれます。しかし、実行時にコントロールを生成する場合や.NET プロジェクトで使用する場合は、Licenses.licxファイルは作成されません。

この場合は、該当するすべてのコントロールの情報を含んだLicenses.licxファイルを作成し、プロジェクトに組み込む必要があります。プロジェクトにLicenses.licxファイルが組み込まれていない場合は、実行時にコントロールが生成されたときに、ライセンスのエラーを示すダイアログが表示されます。

Licenses.licxファイルの作成とプロジェクトへの組み込みは、以下の手順で行います。
       

  1. Visual Studioで新しいプロジェクトを開きます。
  2. MultiRowの次のコンポーネントを参照設定します。
    コンポーネント名 バージョン
    GrapeCity.Framework.MultiRow 4.4.48xx.2017
    GrapeCity.Win.MultiRow 12.0.48xx.2017
    • 48xx.2017は、製品アセンブリバージョンによって変わります。アセンブリバージョンについては、「製品の概要 - アセンブリ」項目をご覧ください。
    • .NET プロジェクトで使用する場合は、プロジェクトの参照設定に追加するのではなく、NuGetパッケージをインストールします。詳細は「プロジェクトの作成とアセンブリ参照の追加」をご参照ください。

  3. InputManCellを使用する場合にはInputManの次のコンポーネントを参照設定します。
    コンポーネント名 バージョン
    GrapeCity.Framework.InputMan 4.4.48xx.2017
    GrapeCity.Win.Editors 12.0.48xx.2017
    • 48xx.2017は、製品アセンブリバージョンによって変わります。アセンブリバージョンについては、「製品の概要 - アセンブリ」項目をご覧ください。
    • InputManCellを使用する場合、InputManPlus for Windows Forms 12.0JのライセンスとInputMan for Windows Forms 12.0Jのインストールは必要ありません。
    • InputManのコンポーネントはInputManCellの編集コントロールを使用する際に参照します。
    • InputMan for Windows Forms 12.0JのコンポーネントはGrapeCity.Win.MultiRowが参照するため、アプリケーションから見ると間接参照になります。そのため、InputMan for Windows Forms 12.0Jのコンポーネントの参照を追加するには、ツールボックスからフォームにGcMultiRowコントロールを追加して自動的に参照を追加する方法が推奨されます。
    • .NET プロジェクトで使用する場合は、MultiRowのNuGetパッケージをインストールすることで依存パッケージとしてインストールされます。
  4. PlusPakCellを使用する場合にはPlusPakの次のコンポーネントを参照設定します。
    コンポーネント名 バージョン
    GrapeCity.Framework.PlusPak 4.4.48xx.2017
    GrapeCity.Win.PlusPak 12.0.48xx.2017
    GrapeCity.Win.PlusPak.Calendar 12.0.48xx.2017
    • 48xx.2017は、製品アセンブリバージョンによって変わります。アセンブリバージョンについては、「製品の概要 - アセンブリ」項目をご覧ください。
    • PlusPakCellを使用する場合、InputManPlus for Windows Forms 12.0JのライセンスとPlusPak for Windows Forms 12.0Jのインストールは必要ありません。
    • PlusPakのコンポーネントはPlusPakCellを使用する際に参照します。
    • PlusPak for Windows Forms 12.0JのコンポーネントはGrapeCity.Win.MultiRowが参照するため、アプリケーションから見ると間接参照になります。そのため、PlusPak for Windows Forms 12.0Jのコンポーネントの参照を追加するには、ツールボックスからフォームにGcMultiRowコントロールを追加して自動的に参照を追加する方法が推奨されます。
    • .NET プロジェクトで使用する場合は、MultiRowのNuGetパッケージをインストールすることで依存パッケージとしてインストールされます。
  5. Visual Basicのプロジェクトの場合は「My Project」フォルダ、C#のプロジェクトの場合は「Properties」フォルダの下に、ファイル名を「Licenses.licx」とした空のテキストファイルを作成します。
  6. 作成した「Licenses.licx」ファイルを開き、以下の文字列をLicenses.licxに入力します。
                                                 
    GrapeCity.Win.MultiRow.GcMultiRow, GrapeCity.Win.MultiRow.v120, Version=12.0.48xx.2017, Culture=neutral, PublicKeyToken=0f7a722ee3c2bdd9
    
    
    • 12.0.48xx.2017は、製品アセンブリバージョンによって変わります。アセンブリバージョンについては、「製品の概要 - アセンブリ」項目をご覧ください。
    • InputManCellやPlusPakCellを使用する場合でも、同プロジェクト内でInputManまたはPlusPakを使用しなければ、Licenses.licxファイルにInputManやPlusPakのライセンス情報は不要です。
    • .NET プロジェクトで使用する場合は、上記の一覧にある「GrapeCity.Win.MultiRow.v120」の部分を「GrapeCity.Win.MultiRow.Net.v120」に変更します。

  7. プロパティウィンドウでLicenses.licx のビルドアクションを「埋め込みリソース」に設定して保存します。
   
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