書式の検証（CharFormatValidator）

CharFormatValidatorを使用すると、セルの値が指定した書式に一致するかどうかを検証できます。値が指定した書式と一致しない場合、検証エラーになります。

デザイナによる設定

デザイナで書式の検証を設定するには、次のように操作します。この例では、文字列型セルに全角カタカナ以外の文字列が入力されたときに検証エラーを表示します。

値を検証するセルを選択する。(例: textBoxCell1)
プロパティウィンドウでValidatorsプロパティを選択し、［...］ボタンをクリックする。
表示されたCellValidatorコレクションエディタで左上のコンボボックスから「CharFormatValidator」を選択し、［追加］をクリックする。
[メンバ]リストでCharFormatValidatorが選択されていることを確認する。
画面右のプロパティグリッドでFormatプロパティを選択し、［...］ボタンをクリックする。
表示された書式の設定画面で全角文字の「Ａ」および「ａ」をチェックする。
［OK］ボタンをクリックしてCellValidatorコレクションエディタを閉じる。
画面右のプロパティグリッドでActionsプロパティを選択し、［...］ボタンをクリックする。
表示されたCellValidateActionコレクションエディタでLineNotifyを追加する。
［OK］ボタンをクリックしてCellValidateActionコレクションエディタを閉じる。
［OK］ボタンをクリックしてCellValidatorコレクションエディタを閉じる。
デザイナのドキュメントウィンドウのタブを「実行時」に切り替える。
半角文字の「A」や「a」または数字を入力してセルを移動したときに検証エラーになることを確認する。

コーディングによる設定

次のコードは、セルに指定した書式と一致しない文字が入力された場合に検証エラーを表示します。

Visual Basic
C#

Imports GrapeCity.Win.MultiRow

Dim TextBoxCell1 As New TextBoxCell()
Dim CharFormatValidator1 = New CharFormatValidator()
CharFormatValidator1.Format = "Ａａ"

CharFormatValidator1.Actions.Add(New LineNotify())
TextBoxCell1.Validators.Add(CharFormatValidator1)

Dim cells As Cell() = {TextBoxCell1}
GcMultiRow1.Template = Template.CreateGridTemplate(cells)
GcMultiRow1.RowCount = 10

using GrapeCity.Win.MultiRow;

TextBoxCell textBoxCell1 = new TextBoxCell();
CharFormatValidator charFormatValidator1 = new CharFormatValidator();
charFormatValidator1.Format = "Ａａ";

charFormatValidator1.Actions.Add(new LineNotify());
textBoxCell1.Validators.Add(charFormatValidator1);

Cell[] cells = { textBoxCell1 };
gcMultiRow1.Template = Template.CreateGridTemplate(cells);
gcMultiRow1.RowCount = 10;