行セクションの全データの出力

GcMultiRow1.SaveTextFile("filename.csv")

gcMultiRow1.SaveTextFile("filename.csv");

指定した行範囲のデータ出力

SaveTextFileRangeメソッドを使用すると、出力対象データを行単位で指定できます。SaveTextFileRangeメソッドではデータを出力する開始行と終了行を指定します。

次のコードは、3行目から10行目のデータをCSV形式のファイルに出力します。 

GcMultiRow1.SaveTextFileRange("filename.csv", 2, 9, New Integer() {})

gcMultiRow1.SaveTextFileRange("filename.csv", 2, 9, new int[] { });

CSV形式で出力するデータに対して、行や列の区切り文字、CSVファイルのエンコード形式などを設定できます。
出力オプションは、行セクションの全データの出力（SaveTextFileメソッド）と指定した行範囲のデータ出力（SaveTextFileRangeメソッド）でそれぞれに設定できる項目が異なります。               

行セクションの全データの出力

SaveTextFileRangeメソッドでは、次の項目を出力ファイルに指定できます。

• 出力ファイルのパスとファイル名
• 出力ファイルのエンコード
• 行の区切り文字
• 列の区切り文字
• セルの区切り文字
• セルの区切り文字の出力有無
• 行ヘッダセルの出力有無

次のコードでは、出力ファイルに以下のオプションを設定します。

• 出力ファイルのパスとファイル名：filename.csv
• 出力ファイルのエンコード：日本語 (シフト JIS)
• 行の区切り文字：VB:vbCrLf／C#:"\r\n"（改行文字）
• 列の区切り文字：,（カンマ）
• セルの区切り文字：'（シングルコーテーション）
• セルの区切り文字の出力有無：あり
• 行ヘッダセルの出力有無：あり

行の区切り文字、列の区切り文字、セルの区切り文字を未設定（""を設定）にした場合、以下の既定値が設定されます。 行の区切り文字：改行文字（VB:vbCrLf／C#:"\r\n"） 列の区切り文字：カンマ セルの区切り文字：ダブルコーテーション

GcMultiRow1.SaveTextFile("filename.csv", System.Text.Encoding.GetEncoding("Shift_JIS"), vbCrLf, ",", "'", True, True)

gcMultiRow1.SaveTextFile("filename.csv", System.Text.Encoding.GetEncoding("Shift_JIS"), "\r\n", ",", "'", true, true);

指定した行範囲のデータ出力

SaveTextFileメソッドでは、次の項目を出力ファイルに指定できます。

• 出力ファイルのパスとファイル名
• データを出力する開始行
• データを出力する終了行
• データを出力するセル（セルのインデックス／セルの名前）
• 出力ファイルのエンコード
• 行の区切り文字
• 列の区切り文字
• セルの区切り文字
• セルの区切り文字の出力有無

次のコードでは、出力ファイルに以下のオプションを設定します。

• 出力ファイルのパスとファイル名：filename.csv
• データを出力する開始行：3行目
• データを出力する終了行：10行目
• データを出力するセルの名前：textBoxCell1、textBoxCell4、textBoxCell10、rowHeaderCell1
• 出力ファイルのエンコード：日本語 (シフト JIS)
• 行の区切り文字：VB:vbCrLf／C#:"\r\n"（改行文字）
• 列の区切り文字：'（カンマ）
• セルの区切り文字：'（シングルコーテーション）
• セルの区切り文字の出力有無：あり

行の区切り文字、列の区切り文字、セルの区切り文字を未設定（""を設定）にした場合、以下の既定値が設定されます。 行の区切り文字：改行文字（VB:vbCrLf／C#:"\r\n"） 列の区切り文字：カンマ セルの区切り文字：ダブルコーテーション

GcMultiRow1.SaveTextFileRange("filename.csv", 3, 10, New String() {"textBoxCell1", "textBoxCell4", "textBoxCell10", "rowHeaderCell1"}, _

    System.Text.Encoding.GetEncoding("Shift_JIS"), vbCrLf, ",", "'", True)

gcMultiRow1.SaveTextFileRange("filename.csv", 3, 10, new string[] { "textBoxCell1", "textBoxCell4", "textBoxCell10", "rowHeaderCell1" },     System.Text.Encoding.GetEncoding("Shift_JIS"), "\r\n", ",", "'", true);

データを出力するときに、列の区切り文字にタブを指定することでTSV形式のデータ出力ができます。

次のコードは、SaveTextFileメソッドとSaveTextFileRangeメソッドを使用してTSV形式のデータ出力を行います。

GcMultiRow1.SaveTextFile("filename1.csv", System.Text.Encoding.GetEncoding("Shift_JIS"), vbCrLf, ControlChars.Tab, "'", True, True)
GcMultiRow1.SaveTextFileRange("filename2.csv", 3, 10, New Integer() {}, System.Text.Encoding.GetEncoding("Shift_JIS"), "", ControlChars.Tab, "", True)

gcMultiRow1.SaveTextFile("filename1.csv", System.Text.Encoding.GetEncoding("Shift_JIS"), "", "\t", "'", true, true);
gcMultiRow1.SaveTextFileRange("filename2.csv", 3, 10, new int[] { }, System.Text.Encoding.GetEncoding("Shift_JIS"), "", "\t", "", true);

ここではCSV形式で出力される対象データについて解説します。

CSV形式でデータを出力する場合、セル型によって出力されるデータが異なります。
例えば、チェックボックス型セルではValueプロパティの値となるTrue／Falseが出力されますが、コンボボックス型セルでは選択している項目の表示値が出力されます。

次の一覧は、各セル型が出力する対象のデータです。

InputManCell

PlusPakCell