セルのプロパティの種類
セルのプロパティには以下の3つの種類があります。
- テンプレートのセルでのみ設定可能なプロパティ
- テンプレートのセルとグリッドのセルの両方で設定可能なプロパティ
- 読み取り専用のプロパティ
テンプレートのセルでのみ設定可能なプロパティ
テンプレートに配置されたセルは、上記のプロパティに加えて、以下のプロパティを設定できます。
テンプレートのセルに設定したプロパティは、実行時に複製されて繰り返し表示されるため、すべての行のセルに対して設定が有効になります。
- Boundsプロパティ
- CellIndexプロパティ
- DataFieldプロパティ
- Locationプロパティ
- MaximumSizeプロパティ
- MinimumSizeプロパティ
- Nameプロパティ
- Sizeプロパティ
- TabIndexプロパティ
- TabStopプロパティ
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テンプレートのセルに設定したプロパティは、実行時に複製されて繰り返し表示されるため、すべての行のセルに対して設定が有効になります。
Imports GrapeCity.Win.MultiRow Dim TextBoxCell1 As New TextBoxCell() TextBoxCell1.Name = "TextBoxCell1" TextBoxCell1.MaximumSize = New Size(40, 40) GcMultiRow1.Template = Template.CreateGridTemplate(New Cell() { TextBoxCell1 }) GcMultiRow1.RowCount = 5
using GrapeCity.Win.MultiRow; TextBoxCell textBoxCell1 = new TextBoxCell(); textBoxCell1.Name = "textBoxCell1"; textBoxCell1.MaximumSize = new Size(40, 40); gcMultiRow1.Template = Template.CreateGridTemplate(new Cell[] { textBoxCell1 }); gcMultiRow1.RowCount = 5;
テンプレートのセルとグリッドのセルの両方で設定可能なプロパティ
セルの書式や値は行ごとに設定できるため、グリッドのセルから設定することが可能です。
グリッドのセルから設定できるプロパティは、Cellクラスの以下のプロパティになります。
グリッドのセルにプロパティの設定を行う場合、指定したセルに対してのみ設定が有効になります。すべての行のセルに対して設定を有効にする場合には、テンプレートのセルに設定を行うか、または行ごとに繰り返して設定を行う必要があります。
グリッドのセルから設定できるプロパティは、Cellクラスの以下のプロパティになります。
- ContextMenuStripプロパティ
- Enabledプロパティ
- ErrorIconAlignmentプロパティ
- ErrorTextプロパティ
- ReadOnlyプロパティ
- ResizeModeプロパティ
- Selectableプロパティ
- Selectedプロパティ
- ShowWaveLineプロパティ
- Styleプロパティに含まれるプロパティ
- ToolTipTextプロパティ
- Valueプロパティ
- ValueTypeプロパティ
- Visibleプロパティ
- Enabledプロパティ
- WaveLineColorプロパティ
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グリッドのセルにプロパティの設定を行う場合、指定したセルに対してのみ設定が有効になります。すべての行のセルに対して設定を有効にする場合には、テンプレートのセルに設定を行うか、または行ごとに繰り返して設定を行う必要があります。
For i As Integer = 0 To GcMultiRow1.RowCount - 1 GcMultiRow1.Rows(i).Cells(0).Style.ImeMode = ImeMode.Hiragana Next
for (int i = 0; i < gcMultiRow1.RowCount; i++) { gcMultiRow1.Rows[i].Cells[0].Style.ImeMode = ImeMode.Hiragana; }
読み取り専用のプロパティ
上記以外のプロパティは読み取り専用のプロパティになります。