デザイナによる設定
デザイナで必須リストの検証を設定するには、次のように操作します。この例では、文字列型セルに「東京」または「大阪」以外の文字列が入力されたときに検証エラーを表示します。空白文字も検証エラーとして認識されます。
- 値を検証するセルを選択する。(例: textBoxCell1)
- プロパティウィンドウでValidatorsプロパティを選択し、[...]ボタンをクリックする。
- 表示されたCellValidatorコレクションエディタで左上のコンボボックスから「IncludeListValidator」を選択し、[追加]をクリックする。
- [メンバ]リストでIncludeListValidatorが選択されていることを確認する。
- 画面右のプロパティグリッドでCandidatesプロパティを選択し、[...]ボタンをクリックする。
- 表示された「文字コレクション エディタ」に、必須とする文字列を設定する。
例:- 東京
- 大阪
- [OK]ボタンをクリックしてウィンドウを閉じる。
- 画面右のプロパティグリッドでActionsプロパティを選択し、[...]ボタンをクリックする。
- 表示されたCellValidateActionコレクションエディタでLineNotifyを追加する。
- [OK]ボタンをクリックしてCellValidateActionコレクションエディタを閉じる。
- [OK]ボタンをクリックしてCellValidatorコレクションエディタを閉じる。
- デザイナのドキュメントウィンドウのタブを「実行時」に切り替える。
- 「京都」と入力してセルを移動したときに検証エラーになることを確認する。
- 「京都」を消して「大阪」を入力して移動したときに検証エラーにならないことを確認する。
コーディングによる設定
次のコードは、セルに「東京」または「大阪」以外の文字列が入力されたときに検証エラーを表示します。空白文字も検証エラーとして認識されます。
Imports GrapeCity.Win.MultiRow Dim TextBoxCell1 As New TextBoxCell() Dim IncludeListValidator1 As New IncludeListValidator() IncludeListValidator1.Candidates = New String() {"東京", "大阪"} IncludeListValidator1.Actions.Add(New LineNotify()) TextBoxCell1.Validators.Add(IncludeListValidator1) Dim cells As Cell() = {TextBoxCell1} GcMultiRow1.Template = Template.CreateGridTemplate(cells) GcMultiRow1.RowCount = 10
using GrapeCity.Win.MultiRow; TextBoxCell textBoxCell1 = new TextBoxCell(); IncludeListValidator includeListValidator1 = new IncludeListValidator(); includeListValidator1.Candidates = new string[] { "東京", "大阪" }; includeListValidator1.Actions.Add(new LineNotify()); textBoxCell1.Validators.Add(includeListValidator1); Cell[] cells = { textBoxCell1 }; gcMultiRow1.Template = Template.CreateGridTemplate(cells); gcMultiRow1.RowCount = 10;