PlusPak for Windows Forms 12.0J 移行ガイド > 標準コントロールからの移行 |
PlusPak は、フォームに配置してある標準コントロールを、PlusPak のコントロールに簡単に置き換えることができます。
移行内容は、プロパティウィンドウで設定したプロパティ設定のみが対象となります。コード中の標準コントロールに関するイベントやメソッドは、PlusPak のコントロール用に手動で変更する必要があります。
PlusPak のコントロールに置き換えられる標準コントロールは次のとおりです。
標準コントロールコンポーネント | 移行先のコントロール |
---|---|
Button | GcButton/GcShapeButton |
CheckBox | GcCheckBox |
FlowLayoutPanel | GcFlowLayoutContainer |
GroupBox | GcHeadingContainer GcAccordionContainer(※) |
Label | GcLabel |
Panel | GcContainer GcResizePanel |
ProgressBar | GcProgressBar |
RadioButton | GcRadioButton |
TabControl | GcTabControl |
TableLayoutPanel | GcTableLayoutContainer |
TrackBar | GcTrackBar |
※ 移行先のコントロールは GcAccordionContainer コントロールの GcAccordionItem になります。 |
ここでは、タブコントロールを例に標準コントロールからの移行方法を説明します。
まず、標準のタブコントロールが貼り付けられたフォームに、PlusPak の GcTabControl を貼り付けます。次に、GcTabControl を右クリックして表示されるコンテキストメニューより、「タブコントロールを移行」を選択します。
また、スマートタグあるいはプロパティウィンドウのコマンドペインより実行することもできます。
「移行するタブコントロール:」コンボボックスより、移行の対象となる標準のタブコントロールを選択します。
GcTabControl 固有のオプションです。標準のタブコントロール上に貼り付けられているコントロールを、移行した GcTabControl に移動させます。チェックを外した場合、子コントロールは標準のタブコントロール上に配置されたままとなります。このとき「移行後に元のタブコントロールを削除する」のチェックも強制的に外れ、標準のタブコントロールと GcTabControl はそのままでプロパティ設定のみが GcTabControl に移行されます。
各コントロール共通のオプションです。移行後、標準のタブコントロールは削除され、移行された GcTabControl のみが残ります。このとき、コントロールの位置は標準のタブコントロールが貼り付けてあった位置に配置されます。チェックを外した場合は、移行後も標準のタブコントロールが削除されません。このとき、移行後の GcTabControl は、移行前の位置を保持します。
「OK」ボタンを押下すると、以下のようなメッセージが表示され、移行が完了します。
以下の画像は、「子コントロールを移動する」と「移行後に元のタブコントロールを削除する」にチェックを付けて移行した場合の例です。
コード中のイベントやメソッドは自動的に移行されないため、該当箇所を手動で書き換える必要があります。
標準のタブコントロールの Enabled、Visible プロパティに設定している値は移行されません。移行完了後、PlusPak コントロールの該当プロパティを手動で再設定してください。
以下の条件を満たす場合、標準の TableLayoutPanel コントロール上に配置された標準コントロールを移行すると、TableLayoutPanel に行が1つ追加されます。
TableLayoutPanel コントロールのすべてのセルに、任意のコントロールが配置されている。
移行元の標準コントロールが、TableLayoutPanel コントロールのセルに配置されている。
移行先の PlusPak コントロールが、TableLayoutPanel コントロールのセルに配置されていない。