GcApplicationResize コンポーネントを使用すると、プロジェクトに含まれるすべてのフォームにおいて、フォームをリサイズしたときに元のレイアウトの縦横比を保持して、フォーム上に配置されているコントロール(以下、子コントロール)をリサイズすることができます。
GcResizeコンポーネントを使用する場合、すべてのフォームでリサイズ機能を利用するにはフォームの数だけ
GcResize コンポーネントを配置する必要がありますが、GcApplicationResize コンポーネントを使用すると、この作業は最初の一度だけですみます。
GcApplicationResize コンポーネントをスタートアップフォームに配置すると、プロジェクトに含まれるすべてのフォームでリサイズ機能を利用できます。
スタートアップフォームとは、Visual Basicではプロジェクトのプロパティで「スタートアップフォーム」のドロップダウンリストで選択されているフォームです。Visual C#ではアプリケーションのメイン エントリポイント、たとえばProgram.cs内のMain関数で、Application.Runメソッドに引数として渡されるフォームです。
GcApplicationResize コンポーネントは、
System.Windows.Forms.Applicationクラスの
OpenFormsプロパティで参照可能なすべてのフォームに、自動的に
GcResize コンポーネント を追加します。すでに
GcResize コンポーネントまたは
GcResizePanel コントロール がそのフォームに配置されている場合には、GcApplicationResize コンポーネントははそのフォームを除外します。したがって、特定のフォームにカスタマイズしたリサイズ機能は、引き続きそのフォームで使うことができます。
ここでは、GcApplicationResize コンポーネントの利用方法について、以下の項目に分けて解説しています。