PowerTools PlusPak for Windows Forms 8.0J
スライダーの外観の設定

ここでは、スライダーのスタイルのカスタマイズについて解説します。

スライダーのスタイル
Thumb.Styleプロパティを使用すると、スライダーのスタイルを変更することができます。スライダーの設定は、GcTrackBar コントロールのスマートタグの[スライダーの編集...]をクリックするか、プロパティウィンドウの Thumbs プロパティから開かれる「Thumb コレクション エディター」ダイアログを使用して設定を行うことができます。
Thumb.Styleの値 説明 外観
Standard 標準のスライダーです。
Begin 標準のスライダーの左側半分を表示します。
End 標準のスライダーの右側半分を表示します。

また、コードから設定を行うこともできます。次のコードでは、1つ目のスライダーのスタイルを設定します。
GcTrackBar1.Thumbs(0).Style = GrapeCity.Win.Bars.ThumbStyle.Begin
gcTrackBar1.Thumbs[0].Style = GrapeCity.Win.Bars.ThumbStyle.Begin;
スライダーの背景色の設定
スライダーはThumb.BackColorプロパティを使用して、背景色を設定することができます。
  • スライダーの背景色を有効にするには、GcTrackBar.FlatStyleプロパティに Standard または System 以外の値が設定されている必要があります。

次のコードでは、1つ目のスライダーの背景色を設定します。また、スライダーの背景色を有効にするために GcTrackBar コントロールの FlatStyle プロパティを変更しています。
GcTrackBar1.Thumbs(0).BackColor = Color.Red
GcTrackBar1.FlatStyle = GrapeCity.Win.Common.FlatStyleEx.Flat
gcTrackBar1.Thumbs[0].BackColor = Color.Red;
gcTrackBar1.FlatStyle = GrapeCity.Win.Common.FlatStyleEx.Flat;
スライダーにイメージ画像を表示する
Thumb.CustomImageプロパティを使用すると、スライダーにイメージ画像を表示できます。


次のコードでは、1つ目のスライダーにイメージ画像を設定します。
GcTrackBar1.Thumbs(0).CustomImage = New Bitmap("c:\thumb1.png")
gcTrackBar1.Thumbs[0].CustomImage = new Bitmap(@"c:\thumb1.png");
増減ボタンの表示
GcTrackBar コントロールは、スライダーの位置を変更するための増減ボタンを表示できます。

増減ボタンを表示するには ShowButtons プロパティに True を設定します。
GcTrackBar1.ShowButtons = True
gcTrackBar1.ShowButtons = true;
コントロール無効時のスタイル
コントロールのEnabledプロパティがFalseに設定されている場合、コントロールは無効となり背景や文字がグレーで表示されますが、DisabledForeColorプロパティで無効時の文字色を指定することができます。

GcTrackBar1.DisabledForeColor = Color.Red
gcTrackBar1.DisabledForeColor = Color.Red;


参照