PowerTools PlusPak for Windows Forms 8.0J
アセンブリ

PlusPak のバージョン管理ポリシーとアセンブリの関係について説明します。
バージョン管理とアセンブリ
.NET Framework には、厳密なアセンブリ識別機構が盛り込まれており、Visual Studio で作成した実行ファイルやアセンブリは、それらが依存するアセンブリを名前とバージョンおよびその他の情報を使って判別します。

この仕組みは、DLL Hell を解消するためのもので、間違ったバージョンのアセンブリを参照することによる誤動作を避け、本来のバージョンのアセンブリを確実に参照することを目的としています。この機構により、Visual Studio で作成した実行ファイルやアセンブリは、それらが依存するアセンブリと同名のアセンブリが存在していても、アセンブリバージョンが一致しなければ動作しません。

バージョンの確認

プロジェクトで使用しているアセンブリのアセンブリバージョンとファイルバージョンは以下の手順で確認できます。

  1. Visual Studio を起動し対象となるプロジェクトを開きます。
  2. フォームの[デザイン]ページで PlusPak のコントロールを選択します。
  3. プロパティウィンドウで [バージョン情報] のリンクをクリックしてください。
  4. 表示されたダイアログの「製品の詳細情報:」にバージョンが表示されます。

PlusPak のアセンブリ

依存関係にあるアセンブリを正しく動作させるには、それらのアセンブリバージョンが互いに適合していることが必要です。たとえば、GrapeCity.Win.PlusPak.v80.dll と GrapeCity.Win.PlusPak.Design.v80.dll は、互いに関連しています。そのため、これらのアセンブリバージョンとファイルバージョンは揃える必要があります。

更新日 ファイル名 アセンブリ ver. ファイル ver.
2018年5月10日 GrapeCity.Framework.PlusPak.v23.dll 2.3.2018.510 2.3.2018.0510
GrapeCity.PDF.dll
GrapeCity.PlusPak.VSPackage.v80.dll
GrapeCity.Win.FunctionKey.Design.v80.dll
GrapeCity.Win.FunctionKey.v80.dll
GrapeCity.Win.PlusPak.Calendar.Design.v80.dll
GrapeCity.Win.PlusPak.Calendar.v80.dll
GrapeCity.Win.PlusPak.Design.v80.dll
GrapeCity.Win.PlusPak.v80.dll
8.0.2018.510 8.0.2018.0510
2017年11月21日 GrapeCity.Framework.PlusPak.v23.dll 2.3.2017.1121 2.3.2017.1121
GrapeCity.PDF.dll
GrapeCity.PlusPak.VSPackage.v80.dll
GrapeCity.Win.FunctionKey.Design.v80.dll
GrapeCity.Win.FunctionKey.v80.dll
GrapeCity.Win.PlusPak.Calendar.Design.v80.dll
GrapeCity.Win.PlusPak.Calendar.v80.dll
GrapeCity.Win.PlusPak.Design.v80.dll
GrapeCity.Win.PlusPak.v80.dll
8.0.2017.1121 8.0.2017.1121
2016年11月25日 GrapeCity.Framework.PlusPak.v23.dll 2.3.2016.1125 2.3.2016.1125
GrapeCity.PDF.dll
GrapeCity.PlusPak.VSPackage.v80.dll
GrapeCity.Win.FunctionKey.Design.v80.dll
GrapeCity.Win.FunctionKey.v80.dll
GrapeCity.Win.PlusPak.Calendar.Design.v80.dll
GrapeCity.Win.PlusPak.Calendar.v80.dll
GrapeCity.Win.PlusPak.Design.v80.dll
GrapeCity.Win.PlusPak.v80.dll
8.0.2016.1125 8.0.2016.1125
2015年9月18日 GrapeCity.Framework.PlusPak.v23.dll 2.3.2015.918 2.3.2015.0918
GrapeCity.PDF.dll
GrapeCity.PlusPak.VSPackage.v80.dll
GrapeCity.Win.FunctionKey.Design.v80.dll
GrapeCity.Win.FunctionKey.v80.dll
GrapeCity.Win.PlusPak.Calendar.Design.v80.dll
GrapeCity.Win.PlusPak.Calendar.v80.dll
GrapeCity.Win.PlusPak.Design.v80.dll
GrapeCity.Win.PlusPak.v80.dll
8.0.2015.918 8.0.2015.0918
2015年5月27日 GrapeCity.Framework.PlusPak.v23.dll 2.3.2015.527 2.3.2015.0527
GrapeCity.PDF.dll
GrapeCity.PlusPak.VSPackage.v80.dll
GrapeCity.Win.FunctionKey.Design.v80.dll
GrapeCity.Win.FunctionKey.v80.dll
GrapeCity.Win.PlusPak.Calendar.Design.v80.dll
GrapeCity.Win.PlusPak.Calendar.v80.dll
GrapeCity.Win.PlusPak.Design.v80.dll
GrapeCity.Win.PlusPak.v80.dll
8.0.2015.527 8.0.2015.0527

通常は、アセンブリのバージョンを意識する必要はありませんが、作成したアプリケーションが配布先の環境で動作しない場合や、意図的にアセンブリを入れ替える場合は、プロジェクトが参照しているアセンブリのバージョンを確認してください。

参照