バージョン管理とアセンブリ
.NET Framework には、厳密なアセンブリ識別機構が盛り込まれており、Visual Studio で作成した実行ファイルやアセンブリは、それらが依存するアセンブリを名前とバージョンおよびその他の情報を使って判別します。
この仕組みは、DLL Hell を解消するためのもので、間違ったバージョンのアセンブリを参照することによる誤動作を避け、本来のバージョンのアセンブリを確実に参照することを目的としています。この機構により、Visual Studio で作成した実行ファイルやアセンブリは、それらが依存するアセンブリと同名のアセンブリが存在していても、アセンブリバージョンが一致しなければ動作しません。
この仕組みは、DLL Hell を解消するためのもので、間違ったバージョンのアセンブリを参照することによる誤動作を避け、本来のバージョンのアセンブリを確実に参照することを目的としています。この機構により、Visual Studio で作成した実行ファイルやアセンブリは、それらが依存するアセンブリと同名のアセンブリが存在していても、アセンブリバージョンが一致しなければ動作しません。
バージョンの確認
プロジェクトで使用しているアセンブリのアセンブリバージョンとファイルバージョンは以下の手順で確認できます。- Visual Studio を起動し対象となるプロジェクトを開きます。
- フォームの[デザイン]ページで PlusPak のコントロールを選択します。
- プロパティウィンドウで [バージョン情報] のリンクをクリックしてください。
- 表示されたダイアログの「製品の詳細情報:」にバージョンが表示されます。
PlusPak のアセンブリ
依存関係にあるアセンブリを正しく動作させるには、それらのアセンブリバージョンが互いに適合していることが必要です。たとえば、GrapeCity.Win.PlusPak.v80.dll と GrapeCity.Win.PlusPak.Design.v80.dll は、互いに関連しています。そのため、これらのアセンブリバージョンとファイルバージョンは揃える必要があります。更新日 | ファイル名 | アセンブリ ver. | ファイル ver. |
---|---|---|---|
2018年5月10日 | GrapeCity.Framework.PlusPak.v23.dll | 2.3.2018.510 | 2.3.2018.0510 |
GrapeCity.PDF.dll GrapeCity.PlusPak.VSPackage.v80.dll GrapeCity.Win.FunctionKey.Design.v80.dll GrapeCity.Win.FunctionKey.v80.dll GrapeCity.Win.PlusPak.Calendar.Design.v80.dll GrapeCity.Win.PlusPak.Calendar.v80.dll GrapeCity.Win.PlusPak.Design.v80.dll GrapeCity.Win.PlusPak.v80.dll |
8.0.2018.510 | 8.0.2018.0510 | |
2017年11月21日 | GrapeCity.Framework.PlusPak.v23.dll | 2.3.2017.1121 | 2.3.2017.1121 |
GrapeCity.PDF.dll GrapeCity.PlusPak.VSPackage.v80.dll GrapeCity.Win.FunctionKey.Design.v80.dll GrapeCity.Win.FunctionKey.v80.dll GrapeCity.Win.PlusPak.Calendar.Design.v80.dll GrapeCity.Win.PlusPak.Calendar.v80.dll GrapeCity.Win.PlusPak.Design.v80.dll GrapeCity.Win.PlusPak.v80.dll |
8.0.2017.1121 | 8.0.2017.1121 | |
2016年11月25日 | GrapeCity.Framework.PlusPak.v23.dll | 2.3.2016.1125 | 2.3.2016.1125 |
GrapeCity.PDF.dll GrapeCity.PlusPak.VSPackage.v80.dll GrapeCity.Win.FunctionKey.Design.v80.dll GrapeCity.Win.FunctionKey.v80.dll GrapeCity.Win.PlusPak.Calendar.Design.v80.dll GrapeCity.Win.PlusPak.Calendar.v80.dll GrapeCity.Win.PlusPak.Design.v80.dll GrapeCity.Win.PlusPak.v80.dll |
8.0.2016.1125 | 8.0.2016.1125 | |
2015年9月18日 | GrapeCity.Framework.PlusPak.v23.dll | 2.3.2015.918 | 2.3.2015.0918 |
GrapeCity.PDF.dll GrapeCity.PlusPak.VSPackage.v80.dll GrapeCity.Win.FunctionKey.Design.v80.dll GrapeCity.Win.FunctionKey.v80.dll GrapeCity.Win.PlusPak.Calendar.Design.v80.dll GrapeCity.Win.PlusPak.Calendar.v80.dll GrapeCity.Win.PlusPak.Design.v80.dll GrapeCity.Win.PlusPak.v80.dll |
8.0.2015.918 | 8.0.2015.0918 | |
2015年5月27日 | GrapeCity.Framework.PlusPak.v23.dll | 2.3.2015.527 | 2.3.2015.0527 |
GrapeCity.PDF.dll GrapeCity.PlusPak.VSPackage.v80.dll GrapeCity.Win.FunctionKey.Design.v80.dll GrapeCity.Win.FunctionKey.v80.dll GrapeCity.Win.PlusPak.Calendar.Design.v80.dll GrapeCity.Win.PlusPak.Calendar.v80.dll GrapeCity.Win.PlusPak.Design.v80.dll GrapeCity.Win.PlusPak.v80.dll |
8.0.2015.527 | 8.0.2015.0527 |
通常は、アセンブリのバージョンを意識する必要はありませんが、作成したアプリケーションが配布先の環境で動作しない場合や、意図的にアセンブリを入れ替える場合は、プロジェクトが参照しているアセンブリのバージョンを確認してください。 |