GrapeCity Secure FTP for .NET 4.0J
サーバーとの接続を閉じる

FTPサーバーとの接続後、ファイル転送などの処理を行った後は、接続を閉じる必要があります。その方法について説明します。

サーバーとの接続を閉じる処理は、接続時の設定や接続中に実行した処理にかかわらず共通です。

接続を閉じる(Closeメソッド)

FTPサーバーからログアウトし、接続を閉じるには、Closeメソッドを実行します。このメソッドはサーバーに"QUIT"コマンドを送信し、処理が完了するまで待ってから、接続を適切に閉じます。

明示的に接続を閉じる場合や、同一のFtpコンポーネントで別のFTPサーバーへ接続するといった場合に使用するメソッドです。通常はこのメソッドで接続を閉じます。

Visual Basic
コードのコピー
' FTPサーバーからログアウトし、接続を閉じます。
Ftp1.Close()
C#
コードのコピー
// FTPサーバーからログアウトし、接続を閉じます。
ftp1.Close();

データ転送を中止する(AbortDataメソッド)

FTPサーバーとのデータ転送処理を中止するには、AbortDataメソッドを実行します。

このメソッドは、実行中の処理を中止させるものですので、その処理は非同期で(別のワーカースレッドで)実行されていることが前提となります。非同期処理の実装方法については、「非同期処理を実装する」をご覧ください。

AbortDataメソッドの実行後も、サーバーとの接続は維持されたままです。接続やログインの処理をあらためて行う必要はありません。

Visual Basic
コードのコピー
' FTPサーバーとのデータ転送処理を中止します。
Ftp1.AbortData()
C#
コードのコピー
// FTPサーバーとのデータ転送処理を中止します。
ftp1.AbortData();

接続を強制的に閉じる(Abortメソッド)

FTPサーバーとの接続を強制的に閉じるには、Abortメソッドを実行します。

このメソッドは、サーバーとの接続中に何らかの障害が発生し、正常に接続を閉じることができなくなった場合や、Closeメソッド実行によるサーバーからの応答を待たずに接続をただちに閉じる必要がある場合に使用します。

Visual Basic
コードのコピー
' FTPサーバーとの接続を強制的に閉じます。
Ftp1.Abort()
C#
コードのコピー
// FTPサーバーとの接続を強制的に閉じます。
ftp1.Abort();

 

 


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