メールの取得中に進行状況を表示する（IMAP）

メールの受信処理中には、ImapクラスのProgressイベントが発生します。このイベントを利用すると、処理の進行状況をプログレスバーで表示するといった動作が可能です。

以下のサンプルコードでは、受信メール全体とメール1件ごとの受信処理の進行状況を、プログレスバー上に表示しています。

イベント処理の実装方法については、「イベント処理を実装する」をご覧ください。
サンプルコードの先頭にある名前空間の参照文（Visual BasicではImports、C#ではusing）は、ソースファイルの先頭に記述してください。
このトピックのサンプルコードでは、サーバーとの接続に関する処理を省略しています。接続処理については「IMAPサーバーへ接続する」「SSLでIMAPサーバーへ接続する」「プロキシサーバーを介してIMAPサーバーへ接続する」をご覧ください。

Visual Basic
C#

Imports Dart.Mail
Imports Dart.Mail.Imap

Private Sub Imap1_Progress(sender As Object, e As ImapProgressEventArgs) Handles Imap1.Progress
  ' 受信メール全体の進行状況をProgressBar1に表示します。
  ' Idプロパティの値は、1～Mailbox.Countの範囲で変化します。
  ProgressBar1.Minimum = 0
  ProgressBar1.Maximum = e.Message.Mailbox.Count
  ProgressBar1.Value = System.Convert.ToInt32(e.Message.Id)

  ' 受信メール1件ごとの進行状況をProgressBar2に表示します。
  ProgressBar2.Minimum = 0
  ProgressBar2.Maximum = e.Length
  ProgressBar2.Value = e.Position
End Sub

using Dart.Mail;
using Dart.Mail.Imap;
    
private void imap1_Progress(object sender, ImapProgressEventArgs e)
  // 受信メール全体の進行状況をProgressBar1に表示します。
  // Idプロパティの値は、1～Mailbox.Countの範囲で変化します。
  progressBar1.Minimum = 0;
  progressBar1.Maximum = e.Message.Mailbox.Count;
  progressBar1.Value = System.Convert.ToInt32(e.Message.Id);

  // 受信メール1件ごとの進行状況をProgressBar2に表示します。
  progressBar2.Minimum = 0;
  progressBar2.Maximum = e.Length;
  progressBar2.Value = e.Position;
}