SetClipValue メソッド (SheetView)

書式なしテキストを含むタブ区切り文字列を指定した範囲に設定します。

構文

Visual Basic
C#

'Declaration
 
Public Sub SetClipValue( _
   ByVal row As Integer, _
   ByVal column As Integer, _
   ByVal rowCount As Integer, _
   ByVal columnCount As Integer, _
   ByVal value As String _
)

public void SetClipValue( 
   int row,
   int column,
   int rowCount,
   int columnCount,
   string value
)

パラメータ

row: 行の開始インデックス（すべての行を表すには-１を指定）
column: 列の開始インデックス（すべての列を表すには-1を指定）
rowCount: 行数。すべての行を表すには-1を指定します（必要に応じて新しい行を作成できます）。
columnCount: 列数。すべての列を表すには-1を指定します（必要に応じて新しい列を作成できます）。
value: 範囲に設定するタブ区切り文字列

戻り値の型

範囲の書式なしテキストを含むタブ区切り文字列

例外

例外	説明
System.ArgumentOutOfRangeException	指定された行が有効範囲外です。インデックスは「-1（全行を選択する場合）～行数」の範囲で指定する必要があります。
System.ArgumentOutOfRangeException	指定された列が有効範囲外です。インデックスは「-1（全列を選択する場合）～列数」の範囲で指定する必要があります。

解説

このメソッドにデータを提供するには、タブ文字とCR（復帰）またはLF（改行）を使用してセルと行を指定します。セル間にはタブ文字、行間にはCR（復帰）またはLF（改行）を使用します。C#の場合、タブには\tシーケンス、LF（改行）またはCR（復帰）には\nまたは\rを使用します。Visual Basicの場合、タブ文字にはChr(9)関数、LFまたはCRにはChr(10)またはChr(13)関数、またはVB定数、vbTab、vbLf、vbCr、vbCrLfのいずれかを使用します。

セル範囲のデータは、解析されることなく直接データモデルに格納されます。

このメソッド以外にも、シート（SheetViewオブジェクト）のプロパティ、またはセル（Cellオブジェクト）のプロパティを使用して、セルのデータを取得または設定できます。詳細については、「セルの値の取得と設定」を参照してください。

セルのデータは、セル型によって表示が異なる場合があります。詳細については、「データの表示」を参照してください。

例

この例では、範囲の書式なしテキストを含むタブ区切り文字列を取得します。

C#
Visual Basic

FarPoint.Web.Spread.SheetView sv;
sv = FpSpread1.ActiveSheetView;
sv.SetClipValue(0, 0, 2, 4, "one\ttwo\tthree\tfour\r\nfive\tsix\tseven\teight"); 
string s;
s = sv.GetClipValue(0, 0, 2, 4);
Response.Write(s);

Dim sv As FarPoint.Web.Spread.SheetView
sv = FpSpread1.ActiveSheetView
sv.SetClipValue(0, 0, 2, 4, "one" + Chr(9) + "two" + Chr(9) + "three" + Chr(9) + "four" + vbCrLf + "five" + Chr(9) + "six"
+ Chr(9) + "seven" + Chr(9) + "eight")
Dim s As String
s = sv.GetClipValue(0, 0, 2, 4)
Response.Write(s)

参照

SheetView クラス
 SheetView メンバ
 GetClip メソッド
 GetClipValue メソッド
 SetClip メソッド