余白と配置

セル内の余白、およびシート上のセル間の間隔を設定することができます。セルの余白とは、セル罫線からセル内のデータまでの距離であり、セル（または HTML 形式のテーブルセル）の4辺すべてに対して指定されます。セルの間隔は、セルとセルの間の距離であり、シート（または HTML 形式のテーブル）全体に対して指定されます。

また、テキストや画像などセルに表示される内容の配置を指定することも可能です。

罫線の設定については「グリッド線と罫線」を参照してください。

セルの余白と間隔

余白と間隔

余白の設定方法

セルの余白（スペース）を設定するには、以下の方法があります。

Cell（あるいはColumn またはRow）クラスのMargin プロパティを使用。
StyleInfo クラスのMargin プロパティを設定して、このスタイルをセルに適用。

これらのプロパティはいずれもInset クラスを参照します。Inset クラスのコンストラクタあるいは各プロパティを使用して、上下左右それぞれの余白サイズを指定します。

間隔の設定方法

シート全体に対してセル間隔を設定するには、以下の方法があります。

SheetView クラスのCellSpacing プロパティを使用。
SheetSkin クラスのCellSpacing プロパティを設定して、このスキンをセルに適用。

サンプルコード

次のサンプルコードは、セルの余白を設定します。

C#
Visual Basic

FarPoint.Web.Spread.Cell mycell;
FarPoint.Web.Spread.Inset margin = new FarPoint.Web.Spread.Inset(20, 40, 50, 20);
mycell = FpSpread1.Cells[0, 0];
mycell.Value = "Margin";
mycell.Margin = margin;
FpSpread1.ActiveSheetView.Rows[0].Height = 80;

Dim mycell As FarPoint.Web.Spread.Cell
Dim margin As New FarPoint.Web.Spread.Inset(20, 40, 50, 20)
mycell = FpSpread1.Cells(0, 0)
mycell.Value = "Margin"
mycell.Margin = margin
FpSpread1.ActiveSheetView.Rows(0).Height = 80

SPREAD デザイナでの設定

プレビューエリアで変更を適用するセルを選択します。
プロパティグリッドのMarginプロパティから余白を設定します。
アイテムリストから「シート」を選択します。
プロパティグリッドのCellSpaceingプロパティを設定します。

内容の配置

個々のセル、または複数のセル範囲に対して、表示されているテキストや画像の配置を定義できます。

設定方法

水平方向の配置は、Cells クラスのHorizontalAlign プロパティを、垂直方向の配置はVerticalAlign プロパティプロパティで設定します。

サンプルコード

次のサンプルコードは、最初のセル（A1）内のデータを水平方向には右揃えに、垂直方向には上揃えに設定します。また、B2～C3 セル内のデータを水平方向に中央揃えに設定します。

C#
Visual Basic

FpSpread1.Sheets[0].Cells[0,0].HorizontalAlign = HorizontalAlign.Right;
FpSpread1.Sheets[0].Cells[0,0].VerticalAlign = VerticalAlign.Top;
FpSpread1.Sheets[0].Cells[1,1,2,2].HorizontalAlign = HorizontalAlign.Center;

FpSpread1.Sheets(0).Cells(0,0).HorizontalAlign = HorizontalAlign.Right
FpSpread1.Sheets(0).Cells(0,0).VerticalAlign = VerticalAlign.Top
FpSpread1.Sheets(0).Cells(1,1,2,2).HorizontalAlign = HorizontalAlign.Center

SPREAD デザイナでの設定

プレビューエリアで配置を設定するセルまたはセル範囲を選択します。
［ホーム］タブの「配置」グループボックスから適切なアイコンをクリックします。