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PDFセキュリティオプションの設定

スプレッドシートをPDFファイルとして保存する際に、PDFのセキュリティオプションを指定できます。

コマンドバーを表すCommandBarInfoクラスのShowPDFSecurityPopupプロパティを使用して、ユーザーに、セキュリティオプションを設定するためのダイアログを表示できます。あるいは、FpSpreadクラスのSavePdfまたはSavePdfToResponseメソッドを使用して、セキュリティオプションをあらかじめ設定することもできます。

次の図は、ユーザーがセキュリティオプションを設定するために表示されるダイアログです。

セキュリティダイアログでは、次のオプションを設定できます。

オプション 説明
権限パスワード ドキュメントへの完全(所有者)アクセスを許可します。
ドキュメントのパスワードやアクセス権限も変更できる、無制限のアクセスです。
文書を開くパスワード ドキュメントの暗号化辞書に指定されたユーザーアクセス権限に従い、追加操作の実行を許可します。
印刷を許可 ユーザーアクセス権限によって開かれたドキュメントに対し、印刷を許可します。
コピーを許可 ユーザーアクセス権限によって開かれたドキュメントに対し、このドキュメントのテキストまたはグラフィックのコピーを許可します。
フォームフィールドの入力を許可 ユーザーアクセス権限によって開かれたドキュメントに対し、このドキュメントの各フォームフィールドの入力を許可します。
文書アセンブリを許可 ユーザーアクセス権限によって開かれたドキュメントに対し、以下の操作を許可します。ページの挿入、回転、または削除。ブックマークまたはサムネイルイメージの作成。これらは、[文書の変更を許可]がオフになっている場合でも有効となります。
文書の変更を許可 ユーザーアクセス権限によって開かれたドキュメントに対し、コンテンツの修正を許可します。
注釈の修正を許可 ユーザーアクセス権限によって開かれたドキュメントに対し、ドキュメント内の注釈の追加または修正を許可します。
アクセシビリティのための内容の抽出を許可 ドキュメントのテキストとグラフィックを抽出し、アクセスできるようにします。

設定方法

  1. CommandBarInfoオブジェクトのShowPDFButtonプロパティを設定します。
  2. CommandBarInfoオブジェクトのShowPDFSecurityPopupプロパティを設定します。

サンプル

次のサンプルコードは、コマンドバーのPDFボタンの選択により、PDFセキュリティダイアログを表示します。

FpSpread1.CommandBar.ShowPDFButton = true;
FpSpread1.CommandBar.ShowPDFSecurityPopup = true;
FpSpread1.CommandBar.ShowPDFButton = True
FpSpread1.CommandBar.ShowPDFSecurityPopup = True

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