PowerTools SPREAD for ASP.NET 8.0J
編集モード

操作モードが標準または行モードのとき、ユーザーはセルに値を入力し編集することが可能です。セルが編集可能な状態(編集モード)になったときの操作について、解説します。

編集状態の切り替え

セルを非編集状態(非編集モード)から、編集モードにするには、既定ではアクティブセルにキーボードから入力を行うか、セルをダブルクリックします。

セルの編集を終了するには、編集中のセル上でEnterキーを押下するか、マウスクリック、左右矢印キー、Tabキー等で別のセルに移動します。セルの編集が終了するとき、検証機能が動作し、入力内容によりエラーが通知されます。

常時入力

セルがアクティブになるときに編集モードにするには、FpSpread クラスEditModePermanent プロパティをtrueに設定します。

上書き入力

EditModeReplace プロパティを使用すると、セルが編集モードになったときに、セル内の既存のテキストを選択した状態に設定することができます。

編集時のスタイル

編集モードのときのセルの外観は、セル型のEditorCssClass プロパティにCSS設定を割り当てます。

クライアント側スクリプト

ユーザーが編集を開始すると、クライアント側でEditStart イベントが、編集を終了するとEditStopped イベントが発生します。また、値が変更されるとDataChanged イベントが発生します。

なお、以下のクライアント側メソッドを使用して、セルの編集を開始、終了することも可能です。

サンプルコード

次のサンプルコードは、ユーザーに常時入力を許可し、編集モードのセル内のテキストを選択状態にします。また、編集中のセルの文字配置を右寄せに変更します。

<style type="text/css">
    .editMode
    {
        text-align:right;
    }
</style>
FpSpread1.EditModePermanent = true;
FpSpread1.EditModeReplace = true;
FarPoint.Web.Spread.GeneralCellType gc = new FarPoint.Web.Spread.GeneralCellType();
gc.EditorCssClass = "editMode";
FpSpread1.ActiveSheetView.DefaultStyle.CellType = gc;
FpSpread1.EditModePermanent = True
FpSpread1.EditModeReplace = True
Dim gc As New FarPoint.Web.Spread.GeneralCellType()
gc.EditorCssClass = "editMode"
FpSpread1.ActiveSheetView.DefaultStyle.CellType = gc


SPREADデザイナでの設定

  1. [全般]タブの[SPREADの設定]グループボックスから「編集」アイコンを選択します。
  2. 必要に応じてチェックボックスをオンにします。
  3. 〈適用〉、〈OK〉ボタンをクリックします。
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