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Span モデルは、セル結合、およびセルの自動マージの処理に必要なオブジェクトを保持します。Cell クラス、ColumnSpan および RowSpan プロパティに関連します。
Span モデルを形成するクラスは以下のとおりです。
基本クラス | BaseSheetSpanModel クラス |
---|---|
デフォルトクラス | DefaultSheetSpanModel クラス |
インタフェース | ISheetSpanModel インタフェース |
また、Span モデルは、SheetView クラスの以下のプロパティから参照されます。
基本のSpan モデルは、Add、Clear、およびRemove メソッドを提供し、セルの追加や削除を行うことができます。
デフォルトクラス(DefaultSheetSpanModel クラス)は、配列を使用して結合セルを格納できます。また、Swap メソッド により、2つの結合セルの位置を交換することなども可能です。
シートに含まれる結合セルの数が比較的少ない場合(1000 未満など)は、デフォルトクラスの実装でも十分機能します。 しかし、シートに含まれる結合セルの数がきわめて多い場合(100,000 以上など)は、デフォルトクラスの実装では処理速度が著しく低下します。大量のセル結合が、高い頻度で繰り返し使用されるような場合は、カスタムSpan モデルを作成することを検討してください。カスタムSpan モデルの作成によって、処理速度を大幅に向上させ、メモリ使用量を抑えることができます。
次のサンプルコードは、結合セルを作成し、またこれらの位置を交換します。
FpSpread1.ActiveSheetView.ColumnCount = 10;
FpSpread1.ActiveSheetView.RowCount = 10;
FarPoint.Web.Spread.Model.DefaultSheetSpanModel model= new FarPoint.Web.Spread.Model.DefaultSheetSpanModel();
model.Add(0,0,4,1);
model.Add(0,2,2,1);
model.SwapColumns(0,1,1);
FpSpread1.ActiveSheetView.SpanModel = model;
FpSpread1.ActiveSheetView.ColumnCount = 10 FpSpread1.ActiveSheetView.RowCount = 10 Dim model As New FarPoint.Web.Spread.Model.DefaultSheetSpanModel model.Add(0, 0, 4, 1) model.Add(0, 2, 2, 1) model.SwapColumns(0, 1, 1) FpSpread1.ActiveSheetView.SpanModel = model