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IRR

一連の定期的なキャッシュフロー(配列値で指定)に基づき、内部利益率を算出します。

書式

IRR(arrayvals,estimate)

解説

有効な引数は次のとおりです。

引数 説明
arrayvals 内部利益率を評価するための数値配列。定期的に発生する支払(負数)と収益(正数)に対応します。
estimate (オプション)内部利益率の推定値。省略すると0.1(10 %)とみなされます。

内部利益率を算出するには、arrayvals引数に正数(収益)と負数(支払)を少なくとも1つずつ指定する必要があります。

解説

この関数では、指定した値の順序が支払と収益の順序であるとみなされます。 支払額と収益額は、必要な順序で正しい符号を付けて指定するように注意してください。 支払と収益は定期的(毎月、毎年など)に発生する必要があります。

引数として指定した配列または参照に文字列、論理値、または空白セルが含まれると、これらの値は無視されます。ただし、値が0のセルは計算対象となります。

この関数には、反復計算の手法が使用されます。 estimateを初期値とし、計算結果の誤差が0.00001%以内になるまで反復計算が行われます。 反復計算を50回行っても適切な解が見つからない場合は、エラーが返されます。

計算結果がエラーとなった場合、または計算結果が期待した値からかけ離れている場合は、estimateの値を調整して再実行してください。

IRR関数は、NPV関数(正味現在価値)と密接に関連します。 IRRによって算出される利益率は、正味現在価値が0であるときの利率に相当します。

キャッシュフローが不定期に発生する場合は、XIRR関数を使用します。

データ型

両引数に対して数値データ(arrayvalsは配列)を受け取り、 数値データを返します。

サンプル

IRR(D1:D6)

IRR(R1C4:R6C4, -.02)

参照

 

 


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