Spread.Sheets
コンテキストメニューの使用

Spread.Sheetsでは、組み込みのコンテキストメニューがサポートされます。コンテキストメニューは、ユーザーがスプレッドシート上でマウスの右クリックイベントを発生させると表示されます。

次の図は、組み込みのコンテキストメニューを示します。

 

Spread.Sheetsでは、組み込みコンテキストメニューのカスタマイズもサポートされます。コンテキストメニューの定義済みのStyleクラスを書き換えることで、好みのスタイルを適用できます。また、必要に応じてカスタムメニューオプションを追加または削除することもできます。コンテキストメニューは、単一レベルのものも、複数レベルのものもサポートされます。ただし、生成される応答はメニュービューに基づき、メニュー内の項目は、マウスでクリックされた領域によって異なります。

コンテキストメニューに対し、以下の機能を使用できます。

  1. コンテキストメニューのテーマは、Spreadのテーマと類似しています。
  2. [フィルタ]コンテキストメニューのデータ結果を変更できます。
  3. メニュービューの外観や構造を変更できます。

allowContextMenuプロパティを使用すると、組み込みのコンテキストメニューを表示するかどうかを指定できます。デフォルトではこのオプションはtrueであり、スプレッドシートを右クリックするたびにコンテキストメニューが表示されます。コンテキストメニューを表示させたくない場合は、このオプションをfalseにすることで、コンテキストメニューの表示を無効にできます。

コードの使用

最初のサンプルコードは、allowContextmenuオプションを使用して、コンテキストメニューを無効にする方法を示します。

2番目のサンプルコードは、createMenuItemElementメソッドを使用して、メニュー項目のビューと構造をカスタマイズする方法を示します。

3番目のサンプルコードは、コンテキストメニューにカスタムメニューオプションを追加および削除する方法を示します。各オプションは、JSONスキーマで定義されたメニューデータに基づきます。

JavaScript
コードのコピー

// コンテキストメニューを使用しない場合は、コンテキストメニューオプションを無効にします。

var spread = $('#ss').data('workbook');
spread.options.allowContextMenu = false;

JavaScript
コードのコピー
var spread = new GC.Spread.Sheets.Workbook(document.getElementById('ss'));
function CustomMenuView() {}
CustomMenuView.prototype = new GC.Spread.Sheets.ContextMenu.MenuView();
CustomMenuView.prototype.createMenuItemElement = function (menuItemData) {
    // 独自のメニュー項目ビューを作成します。
    // ここで super createMenuItemElementを呼び出し、いくつかのメニュー項目をカスタマイズします。
    // メニュー項目ビューを返します。
};
spread.contextMenu.menuView = new CustomMenuView();
JavaScript
コードのコピー

//メニューデータを定義します。

var openDialog = {
    text: 'Open Dialog',
    name: 'openDialog',
    command: showLoginDialog,
    workArea: 'viewport'
};
spread.contextMenu.menuData.push(openDialog);
function showLoginDialog() {
    // 何らかの処理を行います。
}

// カスタムメニューオプションを追加および削除します。

$.each(spread.contextMenu.menuData, function (p, v) {
    if (v.name === 'openDialog') { // 「openDialog」はコマンド名です。
        spread.contextMenu.menuData.splice(p, 1)
    }
});

 

 

 


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