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会計書式
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Spread.Sheetsのセルでは会計書式がサポートされるので、通貨値が不適切に解釈されることがありません。会計書式機能は、Excelと同様にサポートされます。

会計書式を使用すると、列内の数値を通貨記号および小数点で揃えて表示でき、読みやすさが向上します。負の値を括弧で囲んで表示することや、ゼロをダッシュ(-)として表示することも可能です。

次の表は、会計書式を使用する場合に有効となる、会計書式文字および書式文字のリストを示します。

文字 説明
_ アンダースコア「_」を使用すると、数値書式内に、文字幅分のスペースが挿入されます。たとえば「_)」と入力した場合、正の値と、括弧で囲まれた負の値とが同じ位置に揃えて表示されます。
* 数値書式内にアスタリスク「*」を使用すると、アスタリスクの次の文字が繰り返され、列幅が埋められます。たとえば、「0*-」と入力すると、数値の後に、セル幅いっぱいにダッシュが続けて表示されます。いずれかの書式の前に「*0」と入力すると、先行ゼロが表示されます。
, コンマ「,」は、数値内に桁区切り記号を表示します。Spreadでは、数値記号「#」またはゼロで囲まれたコンマが表示形式に含まれる場合、コンマで3桁が区切られます。桁プレースホルダーに続けてコンマを指定すると、1,000の位で数値が表示されます。たとえば、書式が「#.0,」で、セルに「12,200,000」と入力した場合、「$12200.0」と表示されます。
% 数値書式内にパーセント記号「%」を使用すると、数値が百分率(パーセント)で表示されます。たとえば、「.08」が「8%」と表示されます。
? この桁プレースホルダーは、0(ゼロ)と同じルールに従います。ただしSpreadでは、小数点のどちらの側にも、有効桁以外の0にスペースが挿入されるため、列内で小数点の位置が整列されます。

会計書式を使用する場合には、次に示すように、いくつか注意しなければならない点があります。

コードの使用

次のサンプルコードは、setValueメソッドを使用して、セルに会計書式を設定します。

JavaScript
コードのコピー

var sheet = spread.getActiveSheet();

sheet.setValue(1, 0, 'Standard Accounting Format :  _($* #,##0.00_);_($* (#,##0.00);_($* "-"??_);_(@_)');

sheet.setValue(2, 0, 'Value');
sheet.setValue(3, 0, 12);
sheet.setValue(4, 0, -12);
sheet.setValue(5, 0, 0);
sheet.setValue(6, 0, 'Text');
sheet..setValue(2, 2, 'Formatted Result');
sheet.getRange(3, 2, 4, 1).formatter('_($* #,##0.00_);_($* (#,##0.00);_($* "-"??_);_(@_)');
sheet.setValue(3, 2, 12);
sheet.setValue(4, 2, -12);
sheet.setValue(5, 2, 0);
sheet.setValue(6, 2, 'Text');

次のサンプルコードは、setFormatterメソッドを使用します。

JavaScript
コードのコピー

var sheet = spread.getActiveSheet();

sheet.setValue(1, 2, 12.34);
sheet.setFormatter(1, 2, '$* #.##');