指定した数値の小数部分を、指定の桁数になるように切り捨てます。
TRUNC(value,precision)
有効な引数は次のとおりです。
引数 | 説明 |
---|---|
value | 端数を切り捨てる数値 |
precision | 精度を表す整数。0より大きい値を指定すると、小数部分の指定の桁で切り捨てが行われます。0を指定(または省略)すると、最も近い整数が返されるように切り捨てが行われます。0未満の値を指定すると、小数点の左側(整数部分)の指定の桁で切り捨てが行われます。 |
TRUNCはINT関数に似ており、どちらも整数を返します。 ただし、TRUNC関数は、数値の小数部分を単に切り捨てる場合に使用します。切り上げや切り下げは行われません。 INT関数は数値を切り下げ、小数部分に基づく直近の整数を返します。
INTおよびTRUNC関数では、負数の扱い方も異なります。 TRUNC(?4.2, 0)は-4を返しますが、INT(?4.2)は-5を返します(直近の整数である-4と-5のうち、-5のほうが小さいため)。
両引数に対して数値データを受け取り、 数値データを返します。
TRUNC(B16)
TRUNC(R16C2)
TRUNC(5.745) 結果: 5
TRUNC(-5.745) 結果: -5
TRUNC(5.745,2) 結果: 5.74
TRUNC(PI()) 結果: 3