SpreadJSでは、合計、平均、最小値、最大値などのオート SUM関数を使用する場合、関数を適用するセル範囲は自動的に計算されます。スプレッドシートでセルを選択して関数を適用すると、セル範囲が自動的に強調表示されます。セル範囲の計算はアクティブセルに基づいて行われ、計算結果もアクティブセルに表示されます。
メモ:数値型フィールドに対してのみ、範囲が自動的に計算されます。
次の図は、SUM関数が適用されたときの範囲の自動計算の例を示します。
計算で考慮される範囲
数値の場合
- 数値を含むアクティブセルの上や左側の範囲が考慮されます。
上側の範囲
左側の範囲
- 数値を含むアクティブセルの下や右側の範囲が考慮されません。
下側の範囲
右側の範囲
- 上と左側の両方に数値が含まれている場合、上側のセル範囲が考慮されます。
- アクティブセルの上に数値を持つセルがあり、隣接しない場合は、セル範囲には数値が見つかるまでの空白のセルが含まれるが、その後の空白のセルが無視されます。本動作は左側の場合も同じです。
非数値の場合
- 非数値のセルがアクティブセルに隣接している場合、全範囲が考慮されます。本動作は左側の場合も同じです。
- 上と左側の両方にデータを含むセルがあり、上側には関数が適用されるセルに隣接する非数値のセルがある場合は、左側のセル範囲が考慮されます。
- 数値のセルの間に非数値のセルが存在する場合、非数値が検出されるまで範囲が考慮されます。
- 非数値のセルはアクティブセルに隣接すると共に数値のセルの間に存在する場合は、数値を含むセルが見つかるまで範囲が考慮され、その後の非数値は考慮されません。
その他の場合
アクティブセルの上の隣接セルが空で、左側の隣接セルに数値が含まれる場合、左側のセル範囲が考慮されます。
AutoSum関数で考慮される範囲の境界線は、セル結合の幅に自動的に拡張されます。