このリファレンスでは、Microsoft Excel形式ファイルがExcelIOコンポーネントでどのように扱われるかについて説明します。Excel形式ファイルの読込・保存において、ExcelIOコンポーネントはスプレッドシート内のデータや書式をほとんど維持することが可能ですが、Excelファイルのデータと対応しない、Spread.Sheets独自の設定をはじめとする一部のデータについては失われる場合があります。インポートおよびエクスポート機能の目的は、スプレッドシートのデータと書式設定を可能な限り処理することです。詳細については、以下の各トピックを参照してください。
このトピックで解説するExcel XLS形式ファイルの動作は、BIFF8(MicrosoftのBinary Interchange File Formatバージョン8)に基づくものです。これは、Microsoft Excelのいくつかのバージョン(Excel 97、Excel 2000、Excel XP)、およびExcel XLSX(Excel 2007のBIFF12 XML形式)に対応するファイル形式です。このドキュメント全体では、「Excel」という略称は、Spread.SheetsでサポートされるすべてのExcelファイル形式を指します。