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揮発性関数の回避
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一般的な関数の場合、値は従属セルの値が変更されたときにのみ再計算されます。

ただし、揮発性関数(INDIRECT関数、RAND関数、NOW関数、TODAY関数など)の場合、セルが依存関係ツリーにあるかどうかに関係なく、セル値が変更されるたびに値が再計算されます。スプレッドシートが開かれるか更新される際、計算エンジンが繰り返し再計算するため、効率の点で全体的なパフォーマンスに影響を及ぼします。

したがって、揮発性関数の使用を避けることをお勧めします。特に膨大なデータ計算を伴うスプレッドシートを処理する必要がある場合に、揮発性関数を避けることでパフォーマンスの最適化を実現することができます。

 代替解決

揮発性関数を頻繁に使用する必要があるスプレッドシートで作業しなければならない場合は、揮発性関数の入れ子を回避してセル値(主に配列数式を使用)を取得する代替ソリューションを使用できます。代わりに、スプレッドシートの特定のセルに揮発性関数を設定し、他の不揮発性関数からそのセルへの参照を作成することができます。この解決を適用することで、揮発性関数がパフォーマンスに与える影響が大幅に減少します。