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LET
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計算結果に名前を割り当てます。また、変数名を使用して、LET関数の中括弧「()」内で中間計算、値、または名前を定義できます。LET関数を使用するには、複数の名前とそれに関連付けられた値の組み合わせと、それらを使用する計算を定義します。

この関数を使用することで、特定の範囲またはセル参照が参照されている位置や、計算が何を行うかを覚えておく必要や、同じ式を何度もコピーして貼り付ける必要はありません。

書式

LET(name1, name_value1, calculation_or_name2, [name_value2, calculation_or_name3...])

引数

有効な引数は次のとおりです。

引数 説明
name 割り当てる最初の名前。 文字で始まる必要があります。
name_value1 name1に割り当てられている値。
calculation_or_name2 次のいずれかを定義できます。
  • LET関数内のすべての名前を使用する計算。LET関数の最後の引数は計算である必要があります。
  • 第2のname_valueに割り当てる2番目の名前。名前が指定されている場合、name_value2とcalculation_or_name3が必要になります。
name_value2 省略可能。calculation_or_name2に割り当てられている値または計算。
calculation_or_name3 省略可能。次のいずれかを定義できます。
  • LET関数内のすべての名前を使用する計算。LET関数の最後の引数は計算である必要があります。
  • 第3のname_valueに割り当てる3番目の名前。名前が指定されている場合、name_value3とcalculation_or_name4が必要になります。

データ型

バリアント型を返します。

解説

最後の引数には、結果を返す計算を指定する必要があります。

サンプル

次のサンプルコードは、LET関数の基本的な使用方法を示します。

JavaScript
コードのコピー
var formula = '=LET(x,2,x+3)';
sheet1.setValue(2, 0, 'Pair varible');
sheet1.setValue(2, 1, formula);
sheet1.setValue(3, 0, 'Result');
sheet1.setFormula(3, 1, formula);

次のサンプルコードは、LET関数でのLETローカル変数とカスタム名の使用方法を示します。

JavaScript
コードのコピー
sheet1.addCustomName('user', '="Michael"');
                
var formula = '=LET(user,"Ivy","The actual user is: "&user)';
sheet1.setValue(2, 0, 'Always use LET local variable first');
sheet1.setValue(2, 1, formula);
sheet1.setValue(3, 0, 'Result');
sheet1.setFormula(3, 1, formula);

// ローカル変数が利用できない場合は、カスタム名を使用します。
var formula = '=LET(user,user,"The actual user is: "&user)';
sheet1.setValue(5, 0, 'Use custom name if local variable is not available');
sheet1.setValue(5, 1, formula);
sheet1.setValue(6, 0, 'Result');
sheet1.setFormula(6, 1, formula);
メモ:「name」引数には「.」を含めることができません。本動作は、Excelの最新の動作と一致するように更新されています。