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複素数を使用するエンジニアリング関数
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多くのエンジニアリング関数では、複素数を使用します。 複素数とは、実数部分と虚数部分から成る数値です。 複素数は、平面上のデータ点(x,y)として考えることができます。実数は、平面のx軸上のデータ点(x,0)のようなものです。 ただし、実数も複素数の一種であり、虚数部分の係数が0となる複素数であることに注意してください。

Spreadには、複素数を表すデータ型はありません。 代わりに、複素数は「x+yi」という文字列で表されます。xとyは実数を表し、xは実数部分、yiは虚数部分を表します。 次に、例を示します。

     "2+3i"

     "1.23E4+5.67E8i"

実数部分または虚数部分が0である場合は、テキスト表記においてこの部分を省略できます。 次に、例を示します。

"3" = "3+0i"

"4i" = "0+4i"

実数は複素数の一種であるため、実数を「x+yi」形式で文字列表記することができます。 次に、例を示します。

3 = "3+0i"

複素数を返す関数は、「x+yi」形式の文字列を返します。 次に、例を示します。

COMPLEX(3,5) の結果は "3+5i"

引数として複素数を受け取る関数には、数値、または「x+yi」形式の文字列を指定できます。 次に、例を示します。

IMSUM("1+2i", "3+4i") の結果は "4+6i"

IMSUM(1, 3) の結果は "4"

文字列が数値に変換できない場合は、#VALUEエラーが返されます。 次に、例を示します。

COS("abc") の結果は #VALUE!

IMCOS("abc") の結果は #VALUE!

Spreadでは、虚数部分を示す単位として "j" または "i" を使用できます。 次に、例を示します。

"3+4j"= "3+4i"

Spreadでは、1つの数式内で「j」と「i」の両方の単位を使用できますが、返される単位は常に「i」です。 次に、例を示します。

IMSUM("1+2i","3+4i") の結果は "4+6i"

IMSUM("1+2i","3+4j") の結果は "4+6i"

IMSUM("1+2i","3+4j") の結果は "4+6i"

Spreadでは、虚数部分の前後にスペースを使用できません。 次に、例を示します。

IMABS("3+4i")の結果は5

IMABS(" 3+4i")の結果は5

IMABS("3 +4i")の結果は5

IMABS("3+4i ")の結果は#VALUE! IMABS("3+ 4i")の結果は#NUM!