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FILTER
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FILTER関数を使用することで、定義されている条件に基づいてセル範囲をフィルタ処理できます。フィルタ操作では、単一または複数の条件を適用できます。

2つ以上のフィルタ条件を組み合わせて使用するには、「*」演算子および「+」演算子を使用できます。「*」演算子を使用する場合、フィルター条件がANDロジック(両方のフィルター条件がTRUEである必要がある場合)で組み合わせるために2つの条件が乗算されます。また、「+」演算子を使用する場合、2つの条件をORロジック(一方のフィルター条件がTRUEで、他方がFALSEの場合)で組み合わせて使用されます。

書式

FILTER(array,include,[if_empty])

引数

本関数の有効な引数は次のとおりです。

引数 説明
array (必須)フィルタ処理の対象となる配列または範囲を指定します。
include (必須)交差するサブ範囲と条件式を使用して表現されるフィルター条件を指定します。
if_empty (オプション)フィルタ処理の結果が空の場合、ユーザーが返させるオプションの値を指定します。 このパラメーターに対して値が指定されていない場合、#CALC!エラーが発生します。

データ型

フィルタ処理させるセル範囲またはデータの配列を受け入れます。 フィルタ処理された配列を返します。

たとえば、セルF5で設定されている数式「=FILTER(A5:D17, C5:C17=F1)」が、あるフィルタ条件(セル範囲C5~C17がセルF1の値りんごと一致する場合)に基づいてセル範囲A5~D17をフィルタ処理します。セル範囲A5~D17内に製品が「りんご」となっている項目がすべて表示されます。

2番目の例として、セルF14で設定されている数式「=FILTER(A5:D17, (C5:C17=F1)*(A5:A17=F2))」が、乗算演算子(*)を使用することで、セル範囲A5~D17に2つのフィルタ条件を適用します。最初の条件は、セル範囲C5~C17がセルF1の製品値「りんご」に一致することです。また、2番目の条件は、セル範囲A5~A17が地域「東」に一致することです。 その結果、セル範囲A5~D17から製品が「りんご」および地域が「東」となっている項目がすべて表示されます。

利用可能なバージョン

本関数は、SpreadJS 13.0以降で利用できます。