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GcDateTime型セルには、日付や時刻を選択するピッカーをドロップダウン表示することができます。
GcDateTime型セルのDropDown プロパティが参照するDateTimeDropDown クラスのDropDownType プロパティをDateDropDownType 列挙体のPickerに設定すると、ドロップダウンボタンの押下により日付や時刻を選択できるピッカーが表示されます。
日付時刻ピッカーでは、値を変更したい年、月、日などの各領域をスクロールすることで、値を変更し〈OK〉ボタンの押下で値が確定しドロップダウン部分が閉じられます。値選択のスクロールは、マウスホイールまたはタッチによるスワイプ操作の両方が可能です。また、入力領域は日付部分と時刻部分に分けられ、「日付」あるいは「時刻」タブを選択することで切り替えられます。
下図は、"2015/05/01 00:00:00"と入力されていた値を"2015/06/15 10:30:00"に変更する例です。「日付」タブの月領域を「06」、日領域を「15」に変更し、 「時刻」タブに切り替えて時領域を「10」、分領域を「30」に変更後、〈OK〉ボタンを押下します。
日付時刻ピッカーの表示内容やスタイルを変更するには、GcDateTime型セルのDropDownPicker プロパティが参照するDateTimeDropDownPickerInfo クラスを使用します。
日付時刻ピッカー全体のフォントや背景色、文字色のほか、以下の特定の領域のスタイルを設定することが可能です。
日付時刻ピッカーに表示する内容を年月日の日付部分、時分秒の時刻部分に限定するか、あるいは両方表示するかは、ShowPickers プロパティを使用します。 既定値は両方(PickerDisplayOptions.Both)です。両方が設定されている場合、「日付」あるいは「時刻」タブを保持するヘッダ領域が表示され、タブの切り替えによって入力領域を変更します。ヘッダ領域では、以下の設定が可能です。
なお、ヘッダ領域の背景色は、非アクティブタブを含むヘッダ領域に適用されます。アクティブタブはピッカー本体の背景色が適用されます。
選択領域に表示されている値が、OKボタン押下時にコントロールに適用されます。この領域は以下の設定が可能です。
SelectionRenderModeプロパティは、背景を塗りつぶしや境界線色の表示方法を設定できます。
OKボタンの押下で値をコントロールに設定します。ボタンには以下の設定が可能です。
ボタンの背景色の設定は、FlatStyleプロパティがFlatまたはPopupのときに有効になります。
次のサンプルコードは、日付時刻ピッカーのスタイルを設定する例です。
C# |
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GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.GcDateTimeCellType gcDateTimeCell1 = new GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.GcDateTimeCellType(); // ドロップダウンオブジェクトに日付時刻ピッカーを指定 gcDateTimeCell1.DropDown.DropDownType = GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.DateDropDownType.Picker; // ピッカーの背景色を設定します。 gcDateTimeCell1.DropDownPicker.BackColor = Color.Beige; // 選択領域を設定 gcDateTimeCell1.DropDownPicker.SelectedBackColor = Color.Pink; gcDateTimeCell1.DropDownPicker.SelectedForeColor = Color.Navy; gcDateTimeCell1.DropDownPicker.SelectionRenderMode = GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.SelectionRenderMode.Fill; // ヘッダ部を設定 gcDateTimeCell1.DropDownPicker.HeaderBackColor = Color.White; gcDateTimeCell1.DropDownPicker.DateTabText = "Date"; gcDateTimeCell1.DropDownPicker.TimeTabText = "Time"; fpSpread1.ActiveSheet.Cells[1, 1].CellType = gcDateTimeCell1; |
Visual Basic |
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Dim gcDateTimeCell1 As New GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.GcDateTimeCellType() ' ドロップダウンオブジェクトに日付時刻ピッカーを指定 gcDateTimeCell1.DropDown.DropDownType = GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.DateDropDownType.Picker ' ピッカーの背景色を設定します。 gcDateTimeCell1.DropDownPicker.BackColor = Color.Beige ' 選択領域を設定 gcDateTimeCell1.DropDownPicker.SelectedBackColor = Color.Pink gcDateTimeCell1.DropDownPicker.SelectedForeColor = Color.Navy gcDateTimeCell1.DropDownPicker.SelectionRenderMode = GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.SelectionRenderMode.Fill ' ヘッダ部を設定 gcDateTimeCell1.DropDownPicker.HeaderBackColor = Color.White gcDateTimeCell1.DropDownPicker.DateTabText = "Date" gcDateTimeCell1.DropDownPicker.TimeTabText = "Time" FpSpread1.ActiveSheet.Cells(1, 1).CellType = gcDateTimeCell1 |