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GcTimeSpan型セルでは、専用のキーワードを設定することで書式を設定することができます。フィールドオブジェクトによる書式設定のように柔軟なスタイル設定が不要な場合、入力および表示書式についてそれぞれ1度のメソッド実行だけで定義できるため、簡単な実装が可能です。
入力書式を設定するには、Fields プロパティが参照する TimeSpanFieldCollectionInfo クラスのAddRange メソッドに、入力書式用のキーワードを使用した文字列を設定します。
表示書式を設定するには、DisplayFields プロパティが参照するTimeSpanDisplayFieldCollectionInfo クラスのAddRange メソッドに、表示書式用のキーワードを使用した文字列を設定します。
キーワードは文字列として次の順番で定義します。
Pattern, Decimal Places, Decimal Point, Positive Prefix, Positive Suffix, Negative Prefix, Negative Suffix
以下のサンプルコードは、キーワードで書式を設定しています。
C# |
コードのコピー
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GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.GcTimeSpanCellType gcTimeSpan1 = new GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.GcTimeSpanCellType(); gcTimeSpan1.Fields.Clear(); gcTimeSpan1.DisplayFields.Clear(); // キーワードから書式を設定します。 gcTimeSpan1.Fields.AddRange("hh時間mm分ss秒,0,.,,,-,"); gcTimeSpan1.DisplayFields.AddRange("hh時間mm分ss秒,0,.,,,-,"); fpSpread1.ActiveSheet.Cells[0, 0].CellType = gcTimeSpan1; |
Visual Basic |
コードのコピー
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Dim gcTimeSpan1 As New GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.GcTimeSpanCellType() gcTimeSpan1.Fields.Clear() gcTimeSpan1.DisplayFields.Clear() ' キーワードから書式を設定します。 gcTimeSpan1.Fields.AddRange("hh時間mm分ss秒,0,.,,,-,") gcTimeSpan1.DisplayFields.AddRange("hh時間mm分ss秒,0,.,,,-,") FpSpread1.ActiveSheet.Cells(0, 0).CellType = gcTimeSpan1 |
なお、AddRange メソッドにより書式を設定する場合でも、自動的にフィールドオブジェクトに変換されているため、設定後に特定のフィールドスタイルを変更することが可能です。
次のサンプルコードは、キーワードにより設定したタイムスパン書式で特定のフィールドのスタイルを設定する例です。
C# |
コードのコピー
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// コントロールによる描画を有効に設定します。 gcTimeSpan1.PaintByControl = true; // 入力書式フィールドのスタイルを設定します。 gcTimeSpan1.Fields[0].BackColor = Color.Bisque; gcTimeSpan1.Fields[1].ForeColor = Color.DarkGray; gcTimeSpan1.Fields[2].Font = new Font("Meiryo UI", 12); // 表示書式フィールドのスタイルを設定します。 gcTimeSpan1.DisplayFields[0].Font = new Font("MS ゴシック", 15); gcTimeSpan1.DisplayFields[1].BackColor = Color.Yellow; gcTimeSpan1.DisplayFields[2].ForeColor = Color.Gray; |
Visual Basic |
コードのコピー
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' コントロールによる描画を有効に設定します。 gcTimeSpan1.PaintByControl = True ' 入力書式フィールドのスタイルを設定します。 gcTimeSpan1.Fields(0).BackColor = Color.Bisque gcTimeSpan1.Fields(1).ForeColor = Color.DarkGray gcTimeSpan1.Fields(2).Font = New Font("Meiryo UI", 12) ' 表示書式フィールドのスタイルを設定します。 gcTimeSpan1.DisplayFields(0).Font = New Font("MS ゴシック", 15) gcTimeSpan1.DisplayFields(1).BackColor = Color.Yellow gcTimeSpan1.DisplayFields(2).ForeColor = Color.Gray |
入力書式として使用可能なキーワードは以下のとおりです。
キーワード | 説明 |
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dd | 先頭に0を付けて日を入力 |
hh | 先頭に0を付けて時を入力 |
mm | 先頭に0を付けて分を入力 |
ss | 先頭に0を付けて秒を入力 |
表示書式として使用可能なキーワードは以下のとおりです。
キーワード | 説明 |
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d | 日を表示(先頭に0を付けない) |
dd | 日を2桁で表示(先頭に0を付ける) |
h | 時を表示(先頭に0を付けない) |
hh | 時を2桁で表示(先頭に0を付ける) |
m | 分を表示(先頭に0を付けない) |
mm | 分を2桁で表示(先頭に0を付ける) |
s | 秒を表示(先頭に0を付けない) |
ss | 行を2桁で表示(先頭に0を付ける) |