PowerTools SPREAD for Windows Forms 10.0J
シート全体の印刷

シートを印刷するには、FpSpreadクラスのPrintSheetメソッドを呼び出します。PrintSheetメソッドのsheet引数で、印刷するシートを指定します。対象となるシートを1つ指定するか、-1を指定して、コントロールのすべてのシートを印刷することができます。各シートは、それぞれが印刷設定を表すPrintInfoオブジェクトをもつ、個別の印刷ジョブとして扱われます。シートの印刷時には、FpSpreadクラスのPrintDocumentイベントが発生します。

既定では、シートは白黒で印刷され、最適なページの印刷順序が自動的に決定されます。既定では、以下の要素の印刷には、プリンタの印刷方向の設定が使用されます。

これらの設定をカスタマイズする方法については、「印刷オプション」および「印刷ページのヘッダとフッタ」を参照してください。最適な印刷設定を自動的に決定する機能については「規則を使用した最適化」を参照してください。

PrintSheetメソッドは、異なるsheet引数を指定して連続して呼び出すことができます。しかし、最初の印刷が完了するのを待たずに、同じシートに対してPrintSheetメソッドを呼び出すと、不正な結果が生じる可能性があります。同一シートに対して次の印刷を呼び出す場合は、前回の印刷が完了するまで待機する必要があります。これには、FpSpreadクラスのPrintMessageBoxイベントを捕捉し、BeginPrinting引数の値がFalseかどうかを調べます。

SPREADデザイナで印刷の各プロパティを設定し、SPREADデザイナから印刷を直接実行することもできます。

サンプルコード

次のサンプルコードは、コントロールの2番目のシートを印刷します。

C#
コードのコピー
fpSpread1.PrintSheet(1);
Visual Basic
コードのコピー
FpSpread1.PrintSheet(1)
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